試合レポート

加治木vs種子島

2023.07.02


加治木が9回表にビッグイニング

<第105回全国高校野球選手権鹿児島大会:加治木11-5種子島>◇2日◇1回戦◇平和リース

 雨のため、約1時間試合開始が遅れた第105回大会の開幕戦だった。

 先手をとったのは加治木。1番・加藤 冴亮(2年)から4連打を浴びせ、4番・坂上 航基(3年)の中前2点適時打、6番・末永 暖大(2年)の右前適時打で幸先良く3点を先取した。

 2回も2死から3連打を浴びせ、加治木が主導権を握るかと思われたが、種子島は中堅手・坂上 翔聖(3年)がバックホームの好返球で失点を阻止。味方の好守でエース沖田 想投手(3年)が立ち直り2回以降の追加点を許さなかった。

 4回、種子島は6番・上村 志庵(2年)の右前適時打で1点を返し、8回は3番・榎本 正斗(3年)の犠飛で1点差に詰め寄る。

 流れは追いかける種子島にあるかと思われたが9回に加治木打線が爆発する。

 1番・加藤の中前適時打で待望の追加点を得ると、4番・坂上の中前2点適時打、途中出場の5番・山元 瑛仁(2年)の左越え2点適時三塁打など打線がつながり、打者12人で6連打を含む8安打を集中し、大量8得点のビッグイニングを作った。

 粘る種子島はその裏、無死満塁から1番・林田 青主将(3年)の左前2点適時打、3番・榎本の犠飛で3点を返し、意地を見せたが、反撃もここまでだった。

(記事=政 純一郎)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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