試合レポート

東海大菅生vs都立東大和

2023.07.14


東海大菅生、慌てず騒がす4回戦進出

 

<第105回全国高校野球選手権西東京大会:東海大菅生7ー2都立東大和>◇14日◇3回戦◇府中市民

センバツに出場しシードの東海大菅生が、都立東大和を破って初戦を飾った。

東海大菅生は初回、1番・北島 蒼大捕手(3年)が四球で出塁すると、二盗と安打で三塁に進み、3番・酒井 駿輔外野手(3年)の犠牲フライであっさり先制。

2回には、3安打を集中して2点を追加する。

東海大菅生のペースかと思われたが、ベンチ入り16人のうち半数が1年生の都立東大和が盛り返す。

東海大菅生の先発・末吉 陽輝投手(3年)に対し、都立東大和は4回、7番・久保 勝敏内野手(3年)の二塁打で1点を返すと、5回には3本の単打で1点差に。一時、チーム安打数では、都立東大和東海大菅生を上回っていた。

しかし、6回から東海大菅生がギアを上げていく。6回、大舛 凌央内野手(3年)の適時中越え三塁打で1点を追加すると、7回にはスクイズ、8回には再び大舛が適時二塁打を放つなど2点を追加して、粘る都立東大和を引き離した。

そこからは東海大菅生の投手陣も好投。

6回から登板した、元ヤクルト・宮本慎也氏の息子である宮本 恭佑投手(2年)が2回を3奪三振無失点に抑えれば、3番手の島袋 俐輝投手(3年)も2回パーフェクトリリーフで試合を締めくくった。

7対2のスコアで初戦を突破した東海大菅生だが、都立東大和が0失策だった野に対して、守備陣のらしからぬエラーが2つ出るなど、2年ぶりの甲子園出場に向けて課題の見えた一戦でもあった。4回戦は桐朋と対戦する。

(記事=高津 和正)

 

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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