News

好調DeNAのルーキーでは、東邦出身の左打者が唯一、1軍を経験

2023.05.24

好調DeNAのルーキーでは、東邦出身の左打者が唯一、1軍を経験 | 高校野球ドットコム
ドラフト3位の林 琢真内野手

 プロ野球の開幕から1ヶ月半以上が経過。そのなかですでに新人選手たちも1軍で活躍の場を与えられている。各球団の新人たちのここまでを振り返ってみたい。

 昨シーズン2位で終わったDeNAはドラフト会議で支配下5人、育成5人の合計10人を指名した。そのなかで、ここまで1軍での出場機会を得たのはドラフト3位の林 琢真内野手(東邦出身)1人のみとなっている。

 林はオープン戦でチーム2位タイとなる17試合に出場。打率.296(54打数16安打)と好成績を残し開幕1軍入りをつかんだ。迎えた開幕戦では「2番・三塁手」でスタメン出場を果たす。しかし3打数ノーヒットに終わり、守っては2つの失策を喫しプロの洗礼を浴びた。

 その後は遊撃手での出場もあったが、4月半ば以降では、ほぼ途中出場がメイン。二塁手、三塁手、遊撃手の守備固めとしてだけでなく、代打や代走でも出場機会を増やしている。ここまでは打率.140(50打数7安打)と打撃面では苦戦。打撃でコンスタントに結果を残すことができれば、出場チャンスは増えそうだ。

 ドラフト1位の松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)は高卒の捕手ということもあり、2軍で鍛錬を積んでいる。ここまで31試合に出場し打率.242(95打数23安打)、1本塁打の成績。高卒1年目の捕手としては文句のない数字だ。

 ドラフト2位の吉野 光樹投手(九州学院出身)、同4位の森下 瑠大投手(京都国際出身)、同5位の橋本 達弥投手(長田高出身)も1軍での出場はなく、2軍で汗を流している。

【新人の1軍成績】

<支配下>
1位:松尾 汐恩大阪桐蔭/捕手)
出場なし

2位:吉野 光樹九州学院→上武大→トヨタ自動車/投手)
出場なし

3位:林 琢真東邦→駒澤大/内野手)
28試合 打率.140(50打数7安打) 0本塁打 2打点

4位:森下 瑠大京都国際/投手)
出場なし

5位:橋本 達弥長田高→慶應大/投手)
出場なし

※数字は2023年5月22日終了時点

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

【滋賀】シードの滋賀学園、彦根総合が登場<春季県大会>

2024.04.27

【広島】広陵は瀬戸内と、広島商は崇徳と夏のシードをかけて激突<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!