大阪桐蔭と仙台育英が「連覇」に挑む
前田悠伍(大阪桐蔭)、仁田陽翔(仙台育英)
いよいよ95回記念選抜高校野球大会がスタートする。10日には抽選が行われ、18日に開幕を迎える。代表36校は最後の追い込みに余念がない。大会を直前に控え、話題ものに触れておきたい。
今大会では2つの「連覇」が、かかっている。昨年の覇者、大阪桐蔭(大阪)が大会連覇を狙えば、昨年夏甲子園の覇者、仙台育英(宮城)が夏春連覇を狙う。
センバツの連覇は過去3校。第一神港商(現・神港橘)、PL学園、そして大阪桐蔭だ。17年、18年の大阪桐蔭は中日・根尾 昂投手、ロッテ・藤原 恭大外野手らが連覇を成し遂げた。史上初の2度目の連覇を狙うことになる。
仙台育英は昨年夏に初めて「白河越え」を果たして勢いにのる。夏春連覇となると82年夏、83年春の徳島池田(徳島)以来、5校目となる。ちなみに、両チームは昨年秋の明治神宮大会の準決勝で対戦。5対4で大阪桐蔭が接戦を制している。
センバツでは、この2校の対戦はどの時点で実現するのか。決勝での対決となれば大いに盛り上がることは間違いない。
出場校で創部が1888年と最も古い慶應義塾(神奈川)は、大正、昭和、平成、令和の4元号での勝利がかかる。出場回数では龍谷大平安(京都)の42度目が最多。部員では最も多かったのが報徳学園(兵庫)で97人。21世紀枠出場で女子マネージャーを含めて13人の徳島城東(徳島)が最少だった。