News

報徳学園は6年ぶりセンバツ!時代を先取りした投手複数制と、エース大谷の活躍で2度優勝

2023.02.05

報徳学園は6年ぶりセンバツ!時代を先取りした投手複数制と、エース大谷の活躍で2度優勝 | 高校野球ドットコム
報徳学園ナイン

報徳学園は6年ぶりセンバツ!時代を先取りした投手複数制と、エース大谷の活躍で2度優勝 | 高校野球ドットコム

報徳学園は6年ぶりセンバツ!時代を先取りした投手複数制と、エース大谷の活躍で2度優勝 | 高校野球ドットコム一覧
出場36校
注目選手リスト
各地区大会の上位進出校
各地区の21世紀枠推薦校
各地区大会の勝ち上がり

報徳学園は6年ぶりセンバツ!時代を先取りした投手複数制と、エース大谷の活躍で2度優勝 | 高校野球ドットコム関連記事
【最注目】第95回記念センバツの「BIG4」は?

 第95回記念大会となる23年センバツの出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。

 昨年の秋季近畿大会で準優勝した報徳学園(兵庫)が6年ぶり22度目のセンバツ出場を決めた。過去の主なセンバツ成績は以下の通り。

★1964年
1回戦:〇1対0 東邦(愛知)
2回戦:●0対1 徳島海南(徳島)

★1974年
1回戦:〇4対3 鹿児島商(鹿児島)
2回戦:〇2対1 土浦日大(茨城)
準々決勝:〇2対1 銚子商(千葉)
準決勝:〇5対1 平安(現・龍谷大平安=京都)
決勝:〇3対1 徳島池田(徳島)

★2002年
1回戦:〇3対2 日大三(東京)
2回戦:〇5対3 広島広陵(広島)
準々決勝:〇7対5 浦和学院(埼玉)
準決勝:〇7対1 福井商(福井)
決勝:〇8対2 鳴門工(徳島)

 報徳学園のセンバツ初出場は1964年。初戦を強豪・東邦に1対0の完封勝利で飾った。

 初優勝は1974年。並み居る強豪を接戦の末に振り切って勝利を重ね優勝を果たした。当時の福島敦彦監督が2人の投手を整備。右腕の住谷正治投手と、左腕の東芳久投手の2人をリレー起用しての優勝だった。当時は1人の大黒柱の投手が完投していた時代に、現在の複数投手制を先取りしていたかのように、継投策を武器に守り切った。点差がやや開いた平安戦は住谷が完投したが、その他の試合はすべて「住谷ー東」の継投。東は厳しい場面でリリーフ登板することが多かったが、しっかりピンチを防いでいた。

 2002年の2度目の優勝も接戦に次ぐ接戦を勝ち抜いた。のちにロッテで活躍した大谷智久投手がエースとして活躍。元巨人の西村健太朗投手がいた広島広陵、日本ハムなどで活躍した須永英輝投手を擁した浦和学院などに、投げ勝っての優勝だった。

 「逆転の報徳」と言われるほど逆転勝ちが得意だが、74年には鹿児島商平安、02年には日大三、広島広陵、浦和学院戦では相手に先制を許しながら勝利している。劇的な逆転劇ではなかったが、やはり試合をひっくり返す力は伝統として根付いている。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.11

【2024年最新版 スーパー中学生リスト】 関東地区の強豪校注目の遊撃手、高校スカウト殺到の大型左腕、中村剛也の長男など38人をピックアップ

2024.05.11

名門・東海大相模の進路紹介!プロ注目打者は東洋大、エースは中央大で早くもリーグ戦に出場!

2024.05.11

【新潟】プロ注目右腕の帝京長岡・茨木が完封、日本文理とともに決勝進出<春季県大会>

2024.05.11

シニア日本代表が発表!選抜大会準優勝の主力打者、ベスト4の主将、優秀選手などが選出!

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【関東】山梨学院と常総学院がそれぞれ優勝、出場校の対戦が確定<春季大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>