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ロッテ2000年生まれ世代は山口がブレークし藤原は伸び悩み、ルーキー2人は即戦力

2022.12.18

ロッテ2000年生まれ世代は山口がブレークし藤原は伸び悩み、ルーキー2人は即戦力 | 高校野球ドットコム
山口航輝(明桜出身)

 今年のドラフト会議でも多くの大卒選手が指名を受けた。ドラフト会議から1ヶ月以上が経過し多くの球団で入団発表会が行われている。

 そんな彼らと同学年だが、一足早く高卒や高卒社会人、あるいは独立リーグ経由ですでにプロ入りしている選手にはどのような選手がいるのだろうか。各球団の2000年生まれ世代(2000年4月2日から2001年4月1日生まれ)を確認してみたい。

 吉井理人新監督となったロッテは荘司 康誠投手(立教大→2022年楽天1位)に入札するも抽選で外れ。2回目に菊地 吏玖投手(札幌大谷→専修大→2022年1位)へ単独で入札し交渉権を獲得した。この菊地と2位の友杉 篤輝内野手(立正大淞南→天理大→2022年2位)が2000年生まれ世代となる。

 育成ドラフトでは4人を指名したが、いずれも高卒の選手で大卒や独立リーグ経由での2000年生まれ世代はひとりもいなかった。

 現在、所属している選手を見ると、藤原 恭大外野手(大阪桐蔭→2018年1位)、山口 航輝外野手(明桜→2018年4位)、古谷 拓郎投手(習志野→2018年6位)、土居 豪人投手(松山聖陵→2018年8位)、速水 将大内野手(ウェルネス筑北→至学館短大→富山GRNサンダーバーズ→2021年育成2位)と2000年生まれ世代は5人いる。

 なかでも成長著しいのが山口だ。今シーズンは規定打席に到達しなかったものの102試合に出場し打率.237(321打数76安打)、16本塁打の成績を残した。16本塁打は外国人選手を含めてチームトップ。右の大砲として来シーズン以降、20本塁打、30本塁打への期待がかかっている。

 2018年のドラフト会議で3球団競合の末ロッテに入団した藤原は伸び悩んでいる。昨シーズンはキャリアハイとなる78試合に出場し打率.217(217打数47安打)、5本塁打と片鱗を見せるも今シーズンは49試合の出場にとどまり打率.209(115打数24安打)、1本塁打の成績。昨シーズンを下回った。

 古谷は今シーズン1軍登板がなく、来シーズンから育成契約となる。土居は昨シーズン14試合に登板するも、今シーズンは1軍での出番はなかった。2軍では37試合に登板しており、来シーズンは再び1軍でのチャンスをつかみたいところ。

 独立リーグ経由で今シーズンがルーキーイヤーだった速水は2軍で23試合に出場するも打率.188(16打数3安打)で長打は0。まずは2軍でアピールしたい。

<2000年生まれ世代>
※2000年4月2日から2001年4月1日生まれ
※外国人選手を除く

藤原 恭大大阪桐蔭→2018年1位)
山口 航輝明桜→2018年4位)
古谷 拓郎習志野→2018年6位)※現在は育成契約
土居 豪人松山聖陵→2018年8位)
速水 将大(ウェルネス筑北→至学館短大→富山GRNサンダーバーズ→2021年育成2位)

菊地 吏玖投手札幌大谷→専修大→2022年1位)
友杉 篤輝内野手立正大淞南→天理大→2022年2位)

(記事=勝田 聡)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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