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春夏連覇はならずとも「王者」の強さは変わらず、秋は史上初の「連覇」を達成<大阪>

2022.12.01

春夏連覇はならずとも「王者」の強さは変わらず、秋は史上初の「連覇」を達成<大阪> | 高校野球ドットコム
大阪桐蔭が明治神宮大会を2年連続2回目の優勝

 明治神宮大会が終わり、2022年の高校野球のイベントは終了した。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。

 大阪は今年も大阪桐蔭が強さを誇った。センバツでは圧倒的な強さを見せつけて優勝。春の近畿大会で智辯和歌山(和歌山)に敗れるまで新チーム発足以来、公式戦29連勝をマークした。夏も優勝候補筆頭と言われたが、準々決勝で下関国際(山口)に勝利目前の9回に逆転負けを喫して春夏連覇は逃した。この代のナインを代表する松尾 汐恩捕手がドラフトでDeNAから1位で指名され、プロへの扉を開いた。

 秋に新チームになってからも強さは変わらず、大阪、近畿を制し、明治神宮大会では史上初の連覇を成し遂げた。

 その他では、金光大阪がセンバツで8強入り。大阪のレベルの高さを見せつけた。春、夏そして秋と、大阪桐蔭の壁に阻まれたが履正社がいずれも準優勝。基本的な大阪2強の構図は変わらなかった。その他は上宮関西創価大阪電通大高などの上位進出が見られた。

▽2022年大阪府代表の甲子園成績
★センバツ
 大阪桐蔭 優勝
  1回戦〇3-1 鳴門(徳島)
  2回戦(不戦勝) 広島商(広島)
  準々決勝〇17-0 市立和歌山(和歌山)
  準決勝〇13-4 國學院久我山(東京)
  決勝〇18-1 近江(滋賀)

 金光大阪 8強
  1回戦〇4-0 日大三島(静岡)
  2回戦〇4-3 木更津総合(千葉)
  準々決勝●1-6 近江(滋賀)

★夏甲子園 大阪桐蔭 8強
  1回戦〇6-3 旭川大高(北北海道)
  2回戦〇19-0 聖望学園(埼玉)
  3回戦〇4-0 二松学舎大附(東東京)
  準々決勝●4-5 下関国際(山口)

▽大阪府2022年主な大会記録
【春季】
優勝 大阪桐蔭
準優勝 履正社
4強 東海大大阪仰星
   上宮
8強 大阪商大堺
   東大阪大柏原
   初芝立命館
   大体大浪商

【選手権】
優勝 大阪桐蔭
準優勝 履正社
4強 関西創価
   上宮
8強 近大附
   近大泉州
   東大阪大柏原
   大阪電通大高

【秋季】
優勝 大阪桐蔭
準優勝 履正社
3位 箕面学園
4位 関西創価
8強 近大附
   上宮
   金光大阪
   東大阪大柏原

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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