森下瑠大がDeNAに4位指名 京都国際は4年連続で高卒プロ輩出
京都国際・森下 瑠大
速報ページはこちら
・【指名一覧】2022年ドラフト会議 特集サイト
一覧
・上位指名予想・イチオシ候補リスト
・2022年高校生ドラフト候補リスト
・2022年大学生ドラフト候補リスト
・2022年社会人ドラフト候補リスト
・2022年独立リーグドラフト候補リスト
・2022年引退者・退団・戦力外リスト
10月20日に行われた「2022年プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」。高校生トップクラスの左腕と称される京都国際(京都)の森下 瑠大投手はDeNAから4位指名された。京都国際からの高卒プロ入りはこれで4年連続となる。
京都府福知山市出身の森下は1年秋からエースとして活躍。一昨年秋の近畿大会で4強入りの原動力となり、甲子園初出場の立役者となった。新型コロナウイルスの集団感染で出場辞退となった今春を除いて通算3度の甲子園出場。最速143キロの直球にスライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を自在に操る。
今春に左肘を痛めていたが、小牧憲継監督によると、11球団から調査書が届いており、2、3位評価をしている球団も複数あったという。
ところが、ふたを開けてみれば、門別 啓人投手(東海大札幌)や森山 暁生投手(阿南光)といった高校生左腕の名が先に呼ばれ、森下の名前はなかなか呼ばれない。そんな中、4巡目が後半に差し掛かったところでDeNAが森下を指名。チームメートから拍手で祝福され、森下は安どの表情を見せた。
「とにかくホッとしている気持ちです」と率直な気持ちを語った。プロ野球選手になることを目指して京都国際に入学して努力を続けてきた成果が報われる形となった。
DeNAには今永 昇太投手(北筑出身)や濵口 遥大投手(三養基高出身)など球界を代表する左腕が多く所属している。「競争が激しくなると思いますが、そこで生き抜けるように頑張りたいと思います。球界を代表する投手になるのが目標です」と力強く語っていた。
目標とする投手はソフトバンクの和田 毅投手(浜田高出身)。「年を重ねても球速をアップさせたり、勝利を取れるところが凄いことだと思います。長い年数しっかりと勝ち切れることを目標にしたい」と話していた。
また、DeNAからドラフト1位で指名された松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭)とは甲子園出場記念タオルを交換する仲であり、数日前にもLINEで「一緒になりたいな」といった内容のやり取りをしていたそうだ。気心の知れたバッテリーでベイスターズの黄金時代を築いていくことを期待したい。
「自分の強みは球速以上に感じるストレートと変化球をどのコースにも投げられるのが一番の強みなので、そういうところでプロでも勝負していきたいと思います」と自身の強みを語った森下。プロで1年間戦える体を作れば、先発で2ケタ勝利できるだけの能力はある。三浦大輔監督の下で才能を開花させてほしい。