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大阪桐蔭OBは23名が現役でプレー、節目の記録も次々と達成

2022.09.06

大阪桐蔭OBは23名が現役でプレー、節目の記録も次々と達成 | 高校野球ドットコム
高校時代の根尾昂

 第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は仙台育英(宮城)の優勝で幕を閉じた。東北勢として春夏通じて初めての優勝でもあり、大きな話題を呼んだ。

 また、個人でも浅野翔吾外野手(高松商3年)や山田陽翔投手(近江3年)といったプロ志望届を出せば、今秋のドラフト会議でも目玉となりそうな選手はいた。

 今大会に出場した49校のOBで、2022年シーズンも現役のNPBおよびMLBプレーヤーはどれだけいるのだろうか。地域ごとに確認してみたい。

 近畿地区のなかで球界の一大勢力となっている大阪桐蔭(大阪)は、総勢23名が今シーズンNPBでプレーしているため別枠とした。

 野手では39歳になった大ベテランの中村剛也内野手(2001年西武2巡)が、今年も主力として活躍している。打率こそ1割台と苦しんでいるものの、8月12日には史上14人目の450本塁打を記録。ここまで10本塁打を放っており、長打力はまだまだ健在だ。

 浅村栄斗内野手(2008年西武3位)は8月19日に通算250号、森友哉捕手(2013年西武1位)は8月30日に通算100号を達成した。

 巨人に移籍して2年目のシーズンとなった中田翔内野手(2007年日本ハム高1巡)は、岡本和真内野手(智辯学園出身)に代わって4番に座るほど絶好調。8月23日には平成生まれとしては初の通算1000打点を達成。中村以外にも多くのOBたちが節目に到達している。

 投手では、近年苦しんでいた藤浪晋太郎投手(2012年阪神1位)が、復活しつつある。ここまで13試合(先発8試合)で防御率2.98を残している。

 根尾昂投手(2018年中日1位)がシーズン途中に野手から投手へと登録を変更。中継ぎとして19試合に登板し防御率4.19の成績を残している。根尾と同学年の柿木蓮投手(2018年日本ハム5位)も1軍デビューを果たした。4試合の登板のみだが失点はわずかに1。防御率2.08と結果を出した。

 投手、野手ともにこれだけの選手が現役でプレーし、1軍で結果を残している。大ベテランの中村はともかく、浅村や中田、森、藤浪、根尾はまだまだ若い。これから先、どれだけの結果を残していくのだろうか。

※数字は2022年9月5日終了時点

(記事:勝田 聡

[page_break:大阪桐蔭の現役NPB(MLB)プレーヤー]

<現役NPBプレーヤー>

中村 剛也(2001年西武2巡)
平田良介(2005年中日高1巡)
中田翔(2007年日本ハム高1巡)
浅村栄斗(2008年西武3位)
江村直也(2010年ロッテ5位)
藤浪晋太郎(2012年阪神1位)
森友哉(2013年西武1位)
岡田雅利(大阪ガス→2013年西武6位)
香月一也(2014年ロッテ5位)
高山優希(2016年日本ハム5位)
沢田圭佑(立教大→2016年オリックス8位)
山足達也(立命館大→ホンダ鈴鹿→2017年オリックス8位)
根尾昂(2018年中日1位)
藤原恭大(2018年ロッテ1位)
横川凱(2018年巨人4位)
柿木蓮(2018年日本ハム5位)
正随 優弥(亜細亜大→2018年広島6位)
福田光輝(法政大→2019年ロッテ5位)
中田惟斗(2019年オリックス育3位)
仲三河優太(2020年西武7位)
徳山壮磨(早稲田大→2021年DeNA2位)
池田陵真(2021年オリックス5位)
松浦慶斗(2021年日本ハム7位)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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