近江vs鳴門
四国No.1左腕の攻略に成功した近江 価値ある逆転勝ちで初戦突破
石浦暖大(近江) ※写真は過去の大会より
トーナメント表
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<第104回全国高校野球選手権大会:近江8-2鳴門>◇7日◇1回戦◇甲子園
大会前から注目されていた好カードは、近江(滋賀)が鳴門(徳島)の好左腕・冨田 遼弥投手(3年)を攻略して勝利した。
前半まで冨田のコーナーを厳しく突く投球の前にあと1本が出なかったが、近江打線がファウルで粘る姿勢を続け、勝利へと導いた。
球数を投げさせたことで、終盤には徐々に冨田の球威が落ち、山田陽翔投手(3年)をはじめとした右打者たちが、外角に外そうとして甘く入った高めの球を振り抜き、次々と長打にした。15安打中、長打は5本。逆転した5回以降は9安打を放つ猛攻だった。山田が注目されるが、それ以外の選手たちがレベルの高さを示した。
前半は苦しい試合展開だったが、四国No.1左腕の攻略に成功し、逆転勝利を挙げたことは大きな値打ちがある。