試合レポート

都立小山台vs都立足立新田

2022.07.20

都立同士の大接戦。小山台4番・新井が試合を決めエース・松川が10回を完投勝利!

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム
小山台先発・松川

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコムトーナメント表
東東京大会の勝ち上がり

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム大会の詳細・応援メッセージ
第104回 全国高等学校野球選手権大会 東東京大会

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム選手名鑑情報はこちら
選手名鑑一覧ページ

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム関連記事
関東一のプロ注目外野手、帝京の大型打線、二松学舎大付の俊足強打の外野手など東東京も逸材揃い
関東一、二松学舎大附が優勝筆頭格 11年ぶり優勝狙う帝京などに注目

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム日程・結果一覧
東京TOPページ
第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧

都立小山台vs都立足立新田 | 高校野球ドットコム気になる学校への応援メッセージはこちら
学校検索ページ

〈第104回全国高校野球選手権東東京大会:小山台4―3足立新田〉♢19日♢3回戦♢神宮

 足立新田は1回戦、延長10回3対2で多摩大目黒を下し、2回戦は成立学園に8回に追いつかれそうになりながらも6対2で勝利。粘りを生かして3回戦に勝ち進んできた。待ち受けていたのは第5シードの小山台だ。

 1試合目の熱気が残る中、始まった神宮の第2試合。足立新田の先発は橋本 光(3年)。初回の立ち上がりを幸先良く三者凡退に抑えるとその裏、先頭の石井 佑季(3年)がチームを勢いづける二塁打を放つ。すると1死二塁から3番・鈴木 惇士(3年)の右安打で足立新田が先制する。

 1点を先制された小山台も直後の2回表、簡単に相手に流れを渡すことなく先頭の4番・新井 晟矢(3年)が二塁打で出塁し1死後に三盗を決めると、二ゴロの間に生還しすぐさま同点に追いつく。

 同点のまま迎えた4回表、足立新田の4番・大脇 颯太(3年)が左中間を破る二塁打を放ち5番・鎌田 龍斗(3年)の中前打で2点目を奪う。その裏、小山台も1死一、三塁から6番・江本 直樹(3年)の内野安打で得点を奪い再び同点に。さらに5回表、足立新田が1死から死球で出塁した走者を3番・鈴木の適時打で勝ち越すと、またもや小山台がその裏2死から2番・佐藤 公亮(3年)の長打を皮切りに主軸が3連打し追いつく。

 両校とも中盤まで取られては追いつく展開で試合が進み、終盤は走者を出すも得点に結びつけることができず、9回で決着がつかず延長戦へ突入する。延長に入った直後の10回表、有馬 信夫監督が「彼は事実上のエースで彼しか考えていなかった」と話し3回からマウンドに上がり第二の先発として躍動してきた三浦 弦氣(3年)が粘り切れず、2死から小山台の4番・新井に猛打賞となる適時打を許し、痛い1点を与えてしまう。

 足立新田が10回裏、2死二塁と得点圏に走者を出すもあと1歩及ばず、エース・松川 侑聖(3年)が神宮のマウンドで10回を完投。どちらに勝敗の行方が行くのか最後の最後まで分からず両校とも集中を切らさず戦い抜いた。遅い初戦となった第5シードでスタートを切った小山台が接戦を制しまず1勝した。

 エース松川の投球について、足立新田の3番・鈴木が「思ったより球が来ていて詰まらせられた。特にインコースがよく感じた」と語るがこれに対し松川も「1年かけてインコースで勝負できるように投球を磨いてきた」と話す。

 勝利した小山台の次戦は東京実。足立新田と小山台の両監督は都立の野球を強くしたいという思いで都立の野球の革新を行ってきた2人だ。敗れた足立新田・有馬監督の分まで小山台が私立に簡単に屈する訳にはいかない。

(取材=大松優花)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.05.26

【春季関東大会】白鷗大足利が初優勝!最後はタイブレークの末サヨナラ死球で幕切れ!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】エース頼み脱却を目指してきた京都国際。「素質はプロ入り左腕と同等」の2年生左腕の台頭と打線強化で京都の大本命に成長!

2024.05.26

【福島】聖光学院が4連覇を達成<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉