試合レポート

都立小山台vs都立足立新田

2022.07.20

都立同士の大接戦。小山台4番・新井が試合を決めエース・松川が10回を完投勝利!

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小山台先発・松川

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〈第104回全国高校野球選手権東東京大会:小山台4―3足立新田〉♢19日♢3回戦♢神宮

 足立新田は1回戦、延長10回3対2で多摩大目黒を下し、2回戦は成立学園に8回に追いつかれそうになりながらも6対2で勝利。粘りを生かして3回戦に勝ち進んできた。待ち受けていたのは第5シードの小山台だ。

 1試合目の熱気が残る中、始まった神宮の第2試合。足立新田の先発は橋本 光(3年)。初回の立ち上がりを幸先良く三者凡退に抑えるとその裏、先頭の石井 佑季(3年)がチームを勢いづける二塁打を放つ。すると1死二塁から3番・鈴木 惇士(3年)の右安打で足立新田が先制する。

 1点を先制された小山台も直後の2回表、簡単に相手に流れを渡すことなく先頭の4番・新井 晟矢(3年)が二塁打で出塁し1死後に三盗を決めると、二ゴロの間に生還しすぐさま同点に追いつく。

 同点のまま迎えた4回表、足立新田の4番・大脇 颯太(3年)が左中間を破る二塁打を放ち5番・鎌田 龍斗(3年)の中前打で2点目を奪う。その裏、小山台も1死一、三塁から6番・江本 直樹(3年)の内野安打で得点を奪い再び同点に。さらに5回表、足立新田が1死から死球で出塁した走者を3番・鈴木の適時打で勝ち越すと、またもや小山台がその裏2死から2番・佐藤 公亮(3年)の長打を皮切りに主軸が3連打し追いつく。

 両校とも中盤まで取られては追いつく展開で試合が進み、終盤は走者を出すも得点に結びつけることができず、9回で決着がつかず延長戦へ突入する。延長に入った直後の10回表、有馬 信夫監督が「彼は事実上のエースで彼しか考えていなかった」と話し3回からマウンドに上がり第二の先発として躍動してきた三浦 弦氣(3年)が粘り切れず、2死から小山台の4番・新井に猛打賞となる適時打を許し、痛い1点を与えてしまう。

 足立新田が10回裏、2死二塁と得点圏に走者を出すもあと1歩及ばず、エース・松川 侑聖(3年)が神宮のマウンドで10回を完投。どちらに勝敗の行方が行くのか最後の最後まで分からず両校とも集中を切らさず戦い抜いた。遅い初戦となった第5シードでスタートを切った小山台が接戦を制しまず1勝した。

 エース松川の投球について、足立新田の3番・鈴木が「思ったより球が来ていて詰まらせられた。特にインコースがよく感じた」と語るがこれに対し松川も「1年かけてインコースで勝負できるように投球を磨いてきた」と話す。

 勝利した小山台の次戦は東京実。足立新田と小山台の両監督は都立の野球を強くしたいという思いで都立の野球の革新を行ってきた2人だ。敗れた足立新田・有馬監督の分まで小山台が私立に簡単に屈する訳にはいかない。

(取材=大松優花)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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