チーム初の2季連続甲子園へ 國學院久我山が新たな歴史に挑む
國學院久我山・宍戸凌太副主将
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18日、第104回全国高校野球選手権の東西東京大会の抽選会が開催され、7月10日からの試合の組み合わせが決定した。この大会に、学校の新たな功績に挑むのが、西東京の強豪・國學院久我山である。
2019年以来となる夏の甲子園出場がかかっているが、センバツに続いて夏の甲子園に出場することになれば、同校初の春夏連続出場になる。センバツではチーム初となるベスト4進出を決めるなど、國學院久我山の歴史に残る結果を出した。そして今度は初となる春夏連続出場を目指す。
副主将の宍戸凌太捕手(3年)は「練習から『新しい歴史を作ろう』と監督と話をしています」と日常から歴史に名を刻もうと高い意識をもって練習に取り組んでいる。そこに拍車をかけるように、センバツで大阪桐蔭と対戦したことがチームに好影響を与えていると続けた。
「全国トップのレベルを知ったことで、練習の質だけではなく、練習量もこだわってやろうと意識が変わりました。ですので1秒でも、1球でも多く練習できるように、移動時間や練習の合間を詰めるようになったと思います」
特に磨いているのは、武器であるバントの精度だ。
センバツの活躍で注目されたこともありマークされることが多く、練習試合でも1回で決まらないケースもあるという。ただ、厳しいマークを言い訳にするつもりはなく、「夏になると、より厳しいマークになると思いますし、スクイズとかは何球もチャンスがあるわけではないからこそ、1球で決める精度を高めています」と練習量を費やして、得意なバント攻撃を磨き上げているようだ。
冬場にはイチロー氏に指導を受けたことで大きな話題となり、さらにセンバツでも快進撃を見せたことで、一躍全国にその名を広げた。2季連続甲子園へ、初戦は世田谷学園と帝京大高の勝者と厳しい相手が立ちふさがりそうだが、「イチローさんから教わったことを完全な状態で見せたい」と、言葉通り集大成の成果をグラウンドで発揮するつもりだ。
急成長を続け、西東京の勢力図に変化をもたらしつつある國學院久我山。その真価が問われる夏で、新たな歴史を刻む。
■7月10日の試合
■大会の詳細・応援メッセージ
・第104回 全国高等学校野球選手権大会 東東京大会
・第104回 全国高等学校野球選手権大会 西東京大会