オリックスのルーキーは福永、渡部、小木田が1軍デビューも活躍できず
小木田敦也、渡部 遼人、福永 奨
プロ野球が開幕してから3週間ほど、2軍の開幕からは約1ヶ月が過ぎた。昨年のドラフト会議で指名されたルーキーたちも、複数名が1軍デビューを果たしている。また1軍デビューはまだでも2軍で出場機会を得ている選手も多い。そこで各球団ルーキーたち(支配下のみ)のここまでの結果を振り返ってみたい。
昨シーズン25年ぶりのパ・リーグを制したオリックスはドラフト3位の福永 奨捕手(横浜高ー國學院大)、同4位の渡部 遼人外野手(桐光学園ー慶應義塾大)、同7位の小木田 敦也投手(角館高ーTDK)の3人が1軍デビューを果たした。
外野手の渡部は開幕1軍スタートだった。ここまでスタメン起用は2試合、途中出場が5試合の合計7試合に出場しているが初安打は生まれていない。しかし中堅の守備では好プレーを見せており、まずは守備からアピールを重ねていきたいところ。
捕手の福永は4月8日に1軍登録された。その後2試合にスタメン出場したが、渡部同様にプロ初安打は生まれていない。16日に登録を抹消されており、再び1軍昇格の時を待つことになる。
小木田も開幕1軍スタートを勝ち取った。開幕2試合目で初登板を果たすと4試合連続で無失点と好投球を続けた。5試合目で初失点を喫し、その3日後に新型コロナウイルスの陽性判定を受けた影響で登録を抹消されている。その後、1軍、2軍含めて登板機会は訪れていない。
ドラフト2位の野口 智哉内野手(鳴門渦潮ー関西大)、同5位の池田 陵真外野手(大阪桐蔭)、同6位の横山 楓投手(宮崎学園ー國學院大ーセガサミー)は、いずれも2軍で出場機会を得ている。
なかでも野口は8試合で打率.320(25打数8安打)と好成績。二塁、三塁、遊撃と3つのポジションで試合に出場しており、起用法も幅広い。早い段階での1軍昇格もありそうだ。横山は6試合の登板で自責点がついたのは1試合だけ。7回を投げ防御率1.29と好投を続けている。
ドラフト1位の椋木 蓮投手(高川学園ー東北福祉大)は春季キャンプ途中に左内腹斜筋の筋損傷で離脱した。そのため公式戦での登板はない。
(記事:勝田 聡)
[page_break:オリックス支配下指名選手の今季の成績]【オリックスドラフト指名】
<支配下>
1位:椋木 蓮(投手・東北福祉大)
[1軍]出場なし
[2軍]出場なし
2位:野口 智哉(内野手・関西大)
[1軍]出場なし
[2軍]8試合 打率.320(25打数8安打) 1本塁打 9打点
3位:福永 奨(捕手・國學院大)
[1軍]2試合 打率.000(4打数0安打) 0本塁打 0打点
[2軍]11試合 打率.167(30打数5安打) 0本塁打 2打点
4位:渡部 遼人(外野手・慶應義塾大)
[1軍]7試合 打率.000(6打数0安打) 0本塁打 0打点
[2軍]出場なし
5位:池田 陵真(外野手・大阪桐蔭)
[1軍]出場なし
[2軍]21試合 打率.225(71打数16安打) 2本塁打 8打点
6位:横山 楓(投手・セガサミー)
[1軍]出場なし
[2軍]6試合(7回) 0勝0敗 防御率1.29
7位:小木田 敦也(投手・TDK)
[1軍]5試合(4.2回) 0勝0敗 防御率3.86
[2軍]1試合(1.2回) 0勝1敗 防御率16.20
※数字は2022年4月18日終了時点