News

DeNAルーキー、初安打初アーチの梶原が外野の一角を狙う

2022.04.16

DeNAルーキー、初安打初アーチの梶原が外野の一角を狙う | 高校野球ドットコム
神奈川大時代の梶原昂希(大分雄城台出身)

 プロ野球が開幕してから3週間ほど、2軍の開幕からは約1ヶ月が過ぎた。昨年のドラフト会議で指名されたルーキーたちも、複数名が1軍デビューを果たしている。また1軍デビューはまだでも、2軍で出場機会を得ている選手も多い。そこで各球団ルーキーたち(支配下のみ)の、ここまでの結果を振り返ってみたい。

 最下位からの巻き返しを狙うDeNAは、2021年のドラフト会議において支配下で6名の選手を指名した。そのなかでドラフト4位の三浦 銀二投手(福岡大大濠出身)と同6位の梶原 昂希外野手(大分雄城台出身)が1軍デビューを果たした。

 三浦は開幕1軍スタートを勝ち取ると、開幕戦で中継ぎとしてさっそく1軍デビューを果たした。しかし2回3失点、被安打4、奪三振1と結果を残すことができなかった。その後は登板機会がないまま、4月1日に登録を抹消されている。2軍では1試合の登板で2回無失点と結果を残した。2軍で結果を積み上げ、1軍再昇格を目指す。

 梶原はオープン戦の終盤まで1軍に帯同するも開幕1軍入りを逃した。しかし、2軍では14試合の出場で打率.264(53打数14安打)、1本塁打とまずまずの成績を残していた。

 その後、チームに新型コロナウイルスの陽性判定者が続出した際に1軍へ初昇格。4月12日の巨人戦で1軍デビューを果たすと、2打席目に初安打初本塁打を放つ。その後も3打席連続で安打を放ち、1試合4安打と最高のスタートを切った。しかし翌日の試合では4打席連続三振とプロの洗礼を浴びた。DeNAはオースティンが右ひじの手術を受けたことで外野のレギュラーの座がひとつ空いた。その外野争いに加わり勝ち抜くことが目標となる。

 ドラフト2位の徳山 壮磨投手(大阪桐蔭出身)は2軍で3試合に登板。13回を投げ防御率2.08と順調。その3試合の登板も2回3分の2、4回3分の1、6回と徐々にイニング数を伸ばしており先発としての起用が想定されている。今シーズン中の1軍デビューもありそうだ。

 ドラフト3位の遊撃手・粟飯原 龍之介内野手(東京学館出身)は2軍で9試合に出場し打率.250(24打数6安打)、1本塁打。2軍とはいえ、すでに本塁打もマークした。現在、1軍の正遊撃手は不在。若手の森 敬斗内野手(桐蔭学園出身)がレギュラー候補筆頭だったが故障で離脱した。高卒1年目からすぐに1軍出場はむずかしくとも、2軍でアピールをしたいところだろう。

 ドラフト1位の小園 健太投手(市立和歌山出身)と同5位の深沢 鳳介投手(専大松戸出身)は1軍、2軍ともに出場はない。

(文=勝田 聡


【DeNAドラフト指名】

<支配下>
1位:小園 健太(投手・市和歌山)
[1軍]出場なし
[2軍]出場なし

2位:徳山 壮磨(投手・早稲田大)
[1軍]出場なし
[2軍]3試合(13回) 1勝0敗 防御率2.08

3位:粟飯原 龍之介(内野手・東京学館
[1軍]出場なし
[2軍]9試合 打率.250(24打数6安打) 1本塁打 2打点

4位:三浦 銀二(投手・法政大)
[1軍]1試合(2回) 0勝0敗 防御率13.50
[2軍]1試合(2回) 0勝0敗 防御率0.00

5位:深沢 鳳介(投手・専大松戸
[1軍]出場なし
[2軍]出場なし

6位:梶原 昂希(外野手・神奈川大)
[1軍]2試合 打率.400(10打数4安打) 1本塁打 2打点
[2軍]14試合 打率.264(53打数14安打) 1本塁打 10打点

※数字は2022年4月14日終了時点

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】秋田修英と秋田工が8強入り、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?