糸満vs昭和薬大附
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ランニングホームランで生還した大城朔
<第69回沖縄県高等学校野球春季大会:糸満40-1昭和薬大附(5回コールド)>◇21日◇1回戦◇[stadium]アグレスタジアム北谷球場[/stadium]
勝負の世界は時に残酷
自力に勝る糸満が、5イニングで22安打、ランニングホームランを含む11長打40得点と圧倒的な力の差を見せつけ快勝した。勝負の世界は時に残酷だが、手を抜くことが相手への何よりの侮辱。この先も勝ち続けることが、昭薬大附ナインへの返しとなることを、糸満ナインも知っていることだろう。
圧巻の初回18得点
糸満は初回、先頭の大城 堅也が四球、二盗、三盗のあと捕逸で生還。3番・川満 真が思い切り引っ張ると三塁線を破る二塁打で2点目。4番・船附 大登も負けじと右中間を深々と破ると、ランニングホームラン。その後も嘉数 勇吾の二塁打や9番・岡田 侑大の2点適時打などで7点を奪い打者一巡。その後も強風の中、ラッキーな安打や捕逸など実戦も練習も不足している(というのも県立校全てが一緒なのだが)昭和薬大附も、糸満の攻撃をなかなか止められないまま、糸満のボードに14点目が入り打者2巡目へ。9人ギリギリで試合に臨んだ昭和薬大附は、リリーフした遊撃手の新城 璃空が大城 堅也と大城 朔太郎を三振に斬ったが、川満 真に三塁打を許すなど計18点。初回で試合が決まってしまったゲームだった。
敗れた昭和薬大附だが、2死から吉永の安打のあと、後続の3打者で19球を投げさせる粘りを見せ、3者連続四球で押し出しの1点を奪った意地は見事。絶望的な点差の中でも、試合を投げ出さなかった姿勢を見せた。
(取材=當山 雅通)
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糸満・嘉数
糸満・川満
糸満・大城堅