News

「2年目」重圧関係ない、セ・リーグMVP大砲がいきなり1発披露

2022.02.22

「2年目」重圧関係ない、セ・リーグMVP大砲がいきなり1発披露 | 高校野球ドットコム
ヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)

 ヤクルト村上 宗隆内野手(九州学院出身)が、初実戦でいきなり「1発回答」を出してみせた。22日に行われた練習試合(楽天戦)に4番三塁でスタメン出場。第1打席は一ゴロに倒れたが、第2打席となった4回1死から、左中間へのどでかい1発。昨年の東京五輪決勝弾を思い出させてくれるような弾道に、今季も村上らしい打撃が見られることを予感させた。

 新型コロナウイルス感染により、キャンプ調整は出遅れて19日に1軍に合流したばかり。この日は「投手の球を見たい」と、志願して初実戦に臨んでいた。第1打席は先発の田中 将大投手(駒大苫小牧出身)の変化球をひっかけて一ゴロに倒れていたが、さすがの修正能力を見せた。第2打席は、安樂 智大投手(済美出身)と対戦。外角への直球2球の後に、144キロの同じ外角直球を振り抜いて、左右間の芝生席へ運んだ。

 昨年は本塁打王にセ・リーグMVP。今年はさらなる飛躍が期待されるが、プレッシャーも相当なものであることは間違いない。忙しいオフをこなし、まさかのコロナ感染もあったが、「超人」は今年もやってくれそうだ。

 昨年セ・リーグのルーキーで大ブレークしたDeNA・牧 秀悟内野手(松本第一出身)も、新型コロナウイルス感染で出遅れていたが、ようやく22日に1軍合流。その日の広島との練習試合の5回無死一、二塁の場面で代打として登場。いきなり右翼への本塁打を放って、こちらも「1発回答」してみせた。

 パ・リーグでは、昨年高卒2年目でレギュラーを奪い、リーグ優勝に貢献した紅林 弘太郎内野手(駿河総合出身)が22日、ロッテとの練習試合で1発を放って見せた。

 昨年ブレークした村上、牧、紅林それぞれが「2年目のジンクス」なんて関係なしの打撃を披露。新戦力台頭のニュースが飛び交うこの時期だが、さらなる飛躍を目指す「昨年の役者たち」からも目が離せない。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?