News

高卒2年目、今年の主役は巨人・中山だ!ビッグボスとの練習試合でマルチ安打

2022.02.16

高卒2年目、今年の主役は巨人・中山だ!ビッグボスとの練習試合でマルチ安打 | 高校野球ドットコム
巨人・中山礼都

 巨人の成長株、中山 礼都内野手(中京大中京出身)が、また株を上げた。今季初の対外試合となった日本ハムとの練習試合が15日、キャンプ地の沖縄・那覇で行われ、3打数2安打をマークして、開幕1軍を猛アピールした。

 「8番遊撃手」でスタメン出場すると、第1打席こそ二ゴロに終わったが、第2打席で四球を選ぶと、第3打席で外角球をうまく流して左翼線への二塁打を放った。さらに9回の最終打席では、無死一、二塁から中越えの2点適時二塁打を放って存在感を示した。宮崎キャンプでの紅白戦(11日)では3安打の猛打賞。中前、左前、右前と3方向への安打をマークしていたが、この日は、2安打ともに長打と違ったアピールにもなった。

 巨人原監督は紅白戦後には、驚きがあったとコメントしていたが、この日は評価に厚みが増していると表現した。高卒2年目の今年20歳になる若手が、一気に開幕1軍への切符に近づこうとしている。

 コロナ禍で犠牲になった年代だ。中京大中京の遊撃手として、2019年秋の明治神宮大会で優勝した。明徳義塾(高知)、天理(奈良)、健大高崎(群馬)を破っての頂点。決勝では自らも適時打を含むマルチ安打で優勝に貢献していた。「秋春連覇」を狙って20年のセンバツに臨もうとしていたが、コロナ禍で開催中止となり、夏も中止となってしまった。甲子園交流試合こそあったが、不完全燃焼に終わっていた。

 同じ思いをした元チームメート中日・高橋 宏斗投手(中京大中京出身)が、2年目の今キャンプで11日の紅白戦で最速152キロの直球を主体に2回を完全に抑え、三振も2つ奪う好投を見せていた。中山も同じ11日の紅白戦で3安打の猛打賞。シンクロするように、2人が開幕1軍へまい進している。

 巨人のキャンプでは若手のアピール合戦が本格化し、今が一番の勝負どころ。昨年は、ヤクルト・奥川 恭伸投手(星稜出身)、オリックス・宮城 大弥投手(興南出身)ら「高卒2年目」が活躍した。今年の主役候補に、中山が名乗りを上げた。

(記事:浦田 由紀夫

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?