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【都市対抗】今宮とともに甲子園8強の稲垣先制弾!大分県出身の連発でHonda熊本がベスト4へ

2021.12.07

【都市対抗】今宮とともに甲子園8強の稲垣先制弾!大分県出身の連発でHonda熊本がベスト4へ | 高校野球ドットコム
明豊時代の稲垣翔太

<都市対抗野球:Honda熊本2-1東邦ガス>◇6日◇準々決勝◇東京ドーム

 ソフトバンク今宮健太内野手(明豊出身)とともに、2009年夏甲子園で8強まで進んだHonda熊本の3番・稲垣翔太内野手(明豊出身)が先制弾でチームをベスト4に導いた。0対0で迎えた4回の2打席目、先頭打者で打席に入ると左越えへ先制アーチ。息詰まる投手戦の重苦しいムードをガラリと変えて見せた。

 予選でもチームトップの2本塁打。今大会でも初戦のJR東日本戦でも4回先頭打者で1発を放っていた。ゲンのいい「2打席目の4回先頭打者」で、またも本塁打を放って見せた。

 明豊高校入学から将来を期待されていた。1年夏からスタメン起用され、ソフトバンク今宮の2学年下で8番か9番で三塁のレギュラーを奪った。「今宮大先輩」と三遊間コンビで甲子園に乗り込むと8強へ。打率こそ低かったが、2回戦の西条(愛媛)の当時エースだった、阪神の秋山拓巳投手から三塁打を放って打点もマークしていた。3年夏も大分県大会準決勝で2打席連発もマークする活躍で再び夏甲子園の舞台も踏んだ。

 その稲垣に刺激を受けたのか、続く4番・古寺宏輝内野手(大阪桐蔭ー関東学院大)も右翼越えの1発を放ち、2者連続アーチとなった。古寺は大分県出身で大阪桐蔭へ留学。16年センバツに出場したが2回戦敗退に終わり、自身も5番一塁でスタメン出場も2試合で1安打しか打てなかった。大学を経て社会人では九州に「里帰り」。1年目の今季は4番で起用され「大分県出身コンビ」の3、4番を形成していたが、大舞台で最高の「2者連続アーチ」のアベック弾をマークした。

 大分出身で甲子園を知る2人のバットが、Honda熊本の快進撃を支える。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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