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敦賀気比(北信越地区代表)出場最多6度目の神宮!エース上加世田が今年の顔

2021.11.16

北信越地区代表:敦賀気比(福井)6年ぶり6回目


伊藤剛志、上加世田頼希、清野仁楽

チームデータ

代表決定までの経過

試合日 試合 得点 失点 対戦校 勝敗
10月24日 北信越大会 決勝 6 0 星稜
10月23日 北信越大会 準決勝 10 8 小松大谷
10月17日 北信越大会 準々決勝 10 2 北越
10月16日 北信越大会 1回戦 8 1 富山第一
9月28日 福井県大会 決勝 12 5 福井商
9月27日 福井県大会 準決勝 10 3 北陸
9月21日 福井県大会 準々決勝 8 2 金津
9月19日 福井県大会 2回戦 10 1 啓新
9月13日 福井県大会 1回戦 2 0 坂井

登録選手 ※秋季九州大会より

                                 

背番号 氏名 学年 ポジション
1 上加世田 頼希 2 投手・内野手
2 渡辺 優斗 2 捕手
3 岡村 颯樹 2 一塁
4 濵野 孝教 1 内野手
5 伊藤 剛志 1 内野手
6 米満 晴 2 遊撃
7 春山 陽登 2 外野手
8 河合 陽一 2 外野手
9 石原 幹太 2 外野手
10 桶谷 司 1 投手
11 清野 仁楽 2 投手
12 髙橋 佑輔 2
13 細川 叶人 2
14 竹腰 いち斗 1
15 高見澤 郁魅 1
16 伊賀 翔星 1
17 友田 泰成 1
18 田中 悠希矢 1

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チーム紹介


三塁手もこなす上加世田君

 北信越大会では3大会連続で優勝を果たし、同地区ではその強さを圧倒的に示した敦賀気比。もっとも、今秋の福井県大会では、準決勝で啓新に敗れて、北信越大会は3位校として出場していた。とは言うものの、大会前の評価では優勝候補にも挙げられていた実力校である。そして、その通りに、北信越大会では攻守に安定した力を示し続けて快勝してきた。コールドゲームとなりそうな展開になれば、確実にコールド勝ちとしていくところにも、強さは感じさせた。こうした戦いで、結果的には、優勝するべくして優勝して明治神宮大会に進出してきたと言ってもいいであろう。

 その中心となっているのがエースで4番、選手としての経験値も高く、昨年から甲子園も経験している上加世田頼希(2年)である。打者としての勝負強さは、前チームから定評があったが、4番打者としては準々決勝の北越(新潟)との試合では3打数3安打と確実に結果を残すなど、勝負強さを示している。その前後を打つ3番春山 陽登(2年)、5番石原 幹太(2年)ら中軸打線の打球も鋭く、他を圧倒しているという印象ではあった。

 ただ、チームの形としては、いくらか上加世田のワンマンチーム的な感じも、なきにしもあらずではある。もちろん、選手層の厚さは定評があるのだが、一枚看板が崩れた時にどうなっていくのかというところが、課題と言えば課題となるのかもしれない。
 明治神宮大会では、初戦で優勝候補筆頭の大阪桐蔭とぶつかることになっているが、ここを突破していくことができれば、一気に駆け上がっていく可能性も十分だ。4番打者でもある上加世田は投手としてマウンドに上がらない時は、三塁手として守りに着くことになっている。

 上加世田は、投手としては、驚くような球速や球威があるというワケではなく、試合では先頭打者を出してしまうというケースも多かった。それでも、そこからはギアを上げて行く切り替えも巧みで、ピンチでも確実に打者を打ち取っていくテクニック、投球術という点では秀逸である。東 哲平監督も、「上加世田には、ある程度は安心して任せている」と言うように、信頼度も高い。他には、キレのある投球をする1年生の樋谷 司や左腕の清野 仁楽(2年)らも控えている。

(文・手束仁

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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