Column

今年の超高校級スラッガー10名を通算本塁打順でランキング!

2021.10.08

今年の超高校級スラッガー10名を通算本塁打順でランキング! | 高校野球ドットコム

 ドラフト会議も近づき、具体的に名前が挙がる季節とった。
 やはり人気となるのは超高校級スラッガーの存在だ。

 今回は10名のスラッガーをピックアップし、通算本塁打順でランキングしていきながら、紹介したい。

10位 池田 陵真大阪桐蔭)25本塁打
 今年の高校生を代表するスラッガーといえば池田陵真ではないだろうか。中学時代にU-15代表を経験。入学当初からキャプテンになる素質があったようだ。

 池田の魅力はやはりコンタクト力の高さ。変化球にもしっかりと対応し、高確率で安打を量産できる。特に大阪大会準決勝の本塁打はしびれるものがあった。

長所 高いコンタクト力 広い舞洲球場のスタンドに入れる圧巻のパワー

9位 阪口樂岐阜第一)27本塁打
 今年の高校生を代表する左のスラッガーだ。昨夏の岐阜大会の帝京大可児戦での2本塁打は驚いたファンも多い。その阪口の凄さを知るべく、岐阜第一のグラウンドでバックスクリーン弾を放った打撃は強烈だった。ただ2年秋以降の公式戦で目立った成績を残していない。それでも、早い時期から上司クラスが視察した情報を聞いており、潜在能力の高さを買って、上位指名する球団もあるのではないか。この選手を化けさせる打撃コーチの存在が不可欠ではないだろうか。

長所 本塁打になった時の飛距離が凄い

8位 前田銀治三島南)31本塁打
 今年のセンバツで急成長した姿を見せて話題となった大型スラッガーだ。強肩、さらに俊足で、走攻守三拍子揃った外野手として高く評価されており、調査書は11球団届いている。

長所 身体能力を生かしたパフォーマンスが魅力的

7位 田村俊介愛工大名電)32本塁打
今年の高校生を代表する左のスラッガー。今年の高校生スラッガーで、これほどきれいな打撃フォームをしている選手もなかなかいない。中学時代から打撃フォームはきれいな選手で、フィジカルを強化して、打者としての凄みが増した。

長所 高校生随一といっていい打撃技術が魅力

6位 粟飯原龍之介東京学館)33本塁打
 今回挙げた選手の中でも成長度はNO.1といっていい選手だろう。中学時代は控え選手か9番打者。しかしストイックな取り組みで、初戦では11球団のスカウトが視察する選手となった。とにかく打撃フォームが実にきれいで、ロングティーや打撃練習を見ても素直にバットが出ている。

長所 突出としたフィジカルと高い打撃技術が備わったスラッガー

5位 前川右京(智弁学園)37本塁打
前川は37本塁打のうち、公式戦11本塁打をマークした実戦の強さ。なんといっても凄いのが打球速度。甲子園の2本のアーチはものすごい打球速度でスタンドインしていった。将来はどう打球の角度をつけていくのか、楽しみにしたい。

長所 恐ろしい打球速度でスタンドインさせるエグい打撃!

4位 村山亮介幕張総合)38本塁打
村山もこの春から急成長した右の強打者で、明秀日立の金沢監督から学んだ打撃技術で、ライト方向にも本塁打を打てる。

長所 好投手からも逆方向に本塁打が打てる長打力が魅力

3位 松川虎生市立和歌山)42本塁打
今年の高校生を代表する強打の捕手。178センチ98キロとこれほどの体格ながら、きれいにバットが回る打撃技術は素晴らしいものがある。

長所 体格に似合わず、きれいにバットが回る打撃技術の高さ

2位 吉野創士昌平)56本塁打
今年の高校生スラッガーの中でも、細身ながら遠くへ飛ばせる打撃技術が魅力。スイング軌道が独特で、評価が分かれる。この選手を化けさせる打撃コーチに出会えることを期待したい。

長所 細身だけど、遠くへ飛ばす打撃技術!

1位 有薗直輝千葉学芸)70本塁打
 そして1位は有薗直輝だ。ダントツの70本塁打!コロナ禍がなく、通常通りの練習試合シーズンであれば、もっと本塁打を稼いでいたのでは?と思わせる選手だ。これまでの取材でも豪快な打撃を見せてくれた。今年の高校生で、1年目から二軍戦で本塁打量産も期待できる一人だ。

長所 圧巻の飛距離!パワーは世代NO.1!

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>