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巨人・坂本の驚異的な9月のマルチ安打

2021.09.24

巨人・坂本の驚異的な9月のマルチ安打 | 高校野球ドットコム
坂本勇人(光星学院出身)

 巨人・坂本 勇人内野手(光星学院出身)が23日広島戦で18号2ランを放った。快勝を引き寄せる貴重な追加点となった。前日22日は、初回無死一、二塁で初球をきっちり犠牲バントを決めた。岡本の先制打につながる、貴重な「犠牲」だった。チームのために、リーグ3連覇のために、坂本のバットは頼りになる。

 18号は2試合連続安打でもあった。9月の坂本は驚異的に打っている。66打数25安打、打率は.379をマーク。何より「マルチ安打」が加速度を増している。

 坂本の今季のマルチ安打回数(猛打賞回数)を調べてみた。

3月 5試合4安打  1回(0)
4月 25試合26安打 5回(3)※11試合連続安打、猛打賞2度
5月 6試合8安打  2回(1)
6月 13試合10安打 1回(0)
7月 11試合10安打 3回(1)
8月 15試合14安打 3回(1)
9月 19試合25安打 8回(1)※9試合連続安打

 9月はまだあと6試合残っている段階でこの数字だ。7月、8月は試合が少なかったこともあるが、4月の稼ぎ以上に、9月のマルチ安打の回数は半端ない。9月の19試合で無安打だったのは3試合だけ。1本だけで終わらない、2本以上で、チームの勝利に貢献する打撃を演じている。24日からの阪神、中日6戦。優勝争いのキーになる試合で、坂本のバットに期待が高まる。

 通算安打数は2100安打とした。さらに加速度が増せば、猛打賞の固め打ちの可能性も広がる。現在、プロ通算の猛打賞は170回。あと1で王 貞治に並ぶという。巨人が誇る「バットマン」の上昇カーブで、チームも上昇カーブに乗せる。

(記事:浦田 由紀夫

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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