News

ロッテ新人はドラ1位・鈴木昭汰のみ順調

2021.06.24

ロッテ新人はドラ1位・鈴木昭汰のみ順調 | 高校野球ドットコム
鈴木昭汰(常総学院-法政大)

 セ・パ交流戦が終了し各チームとも65試合ほどを消化した。もう少しでシーズンの折返しとなるこの時期までに、多くの新人選手たちが一軍デビューを飾っている。

 佐藤 輝明(阪神)や早川 隆久(楽天)に目が行くが、その他の選手たちはどのような状況なのだろうか。各チームの新人選手たちのここまでを振り返ってみたい。

 ロッテはドラフト1位左腕の鈴木 昭汰常総学院高→法政大)が開幕ローテーションに入った。開幕から5試合目でプロ初勝利をマークした後、一時的に中継ぎ起用はあったもののここまで12試合に登板。1勝3敗、防御率4.05の成績を残している。

 ドラフト4位の河村説人白樺学園高→亜細亜大中退→星槎道都大)は192センチの長身から投げ下ろすストレートを武器とし、中継ぎとして開幕一軍を勝ち取った。開幕戦で迎えたデビュー戦こそ1回1失点だったが、そこから5試合連続無失点と結果を出す。その後も中継ぎとして起用され続けるも、失点するケースも増えセパ交流戦を前に登録を抹消された。

 二軍では6月に入ってから先発起用となり、6月13日のヤクルト戦では5回1失点を69球でまとめてみせた。次回昇格する時は先発ローテーション入りを目指すことになりそうだ。

 同じく投手のドラフト2位・中森俊介明石商)は高卒出身ということもあり、一軍・二軍ともに登板機会は訪れていない。

 一方の野手2名はここまで一軍昇格はないが、ドラフト3位の小川 龍成前橋育英高→国学院大)はオープン戦最終盤まで一軍に帯同した。開幕一軍、スタメンのチャンスもあったものの、走塁中に膝を負傷し離脱してしまい開幕は二軍スタートとなった。すでに二軍では復帰しているが、打率.135(89打数12安打)と打撃面で苦しんでいる。

 ドラフト5位の西川僚祐東海大相模高)も高卒出身ながら二軍で34試合に出場。しかし打率.130(69打数9安打)と結果を出すには至らず打撃面で苦戦している。

<2020年ドラフト指名選手>
※育成ドラフトは支配下登録された選手のみ

1位:鈴木 昭汰常総学院高→法政大)
[一軍]12試合(46.2回) 1勝3敗 防御率4.05
[二軍]1試合(5回) 0勝1敗 防御率5.40

2位:中森 俊介明石商
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし

3位:小川 龍成前橋育英高→国学院大)
[一軍]出場なし
[二軍]35試合 打率.135(89打数12安打) 0本塁打 2打点

4位:河村 説人白樺学園高→亜細亜大中退→星槎道都大)
[一軍]15試合(15回) 0勝0敗 防御率6.00
[二軍]4試合(11回) 0勝0敗 防御率1.64

5位:西川 僚祐東海大相模高)
[一軍]出場なし
[二軍]34試合 打率.130(69打数9安打) 1本塁打 3打点

※数字は2021年6月21日終了時点

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?