田中将大 全国デビューは背番号2
高校時代の田中 将大
8年ぶりに日本球界に復帰し、日本のスポーツ界に明るいニュースを届てくれた楽天の田中 将大。練習試合に登板し日本での実戦感覚を養い、開幕に向け準備を進めている。今や世界を代表する投手となった田中だが、投手としての実力を開花させたのは2年春の選抜大会だろう。
1年秋、田中は背番号2の捕手としてレギュラーを獲得。北海道大会を制し、センバツ当確と明治神宮大会に出場を果たす。1回戦の新田戦は「5番・捕手」として出場し、10対2で勝利を収めた。続く準々決勝の羽黒戦では先発マウンドに上る。これが田中の投手としての全国デビュー戦となった。6回3失点と粘投もチームは3対4の接戦で敗れた。
そして一冬を越し選抜大会では背番号10に変わる。初戦の戸畑戦で先発に抜擢され、これが甲子園初マウンドとなった。結果は9回、被安打6、奪三振6、1失点と完投。続く2回戦の神戸国際大附戦は救援投手として4回、被安打0、奪三振4、無失点と好リリーフも0対4で敗れた。
そこから1年秋まで捕手だった田中は夏2連覇の優勝投手、3年夏は早稲田実の斎藤 佑樹と決勝再試合を戦い、世代屈指の右腕に成長と遂げた。日米通算117勝の大投手はNPB通算100勝にあと1と迫っている。今季初登板での達成に大に期待だ。