昨年躍進の昌平(埼玉) 2年連続全国8強のサッカー部など他競技の勢いに乗り2021年は初の甲子園へ!
昨秋県大会を制した昌平
全国高校サッカー選手権大会は11日、決勝戦が行われ山梨学院が青森山田をPK戦で下し11年ぶり2度目の優勝を果たした。その山梨学院は準々決勝では埼玉代表の昌平と対戦。昌平は2年連続4度目の選手権出場で全国を代表する強豪校の一つだ。今大会は出場校最多のJリーグ内定4名というタレント揃いで話題を呼んだ。
野球部も昨夏独自大会では準優勝を果たし、秋季大会では初優勝を達成。花咲徳栄、浦和学院、春日部共栄など強豪ひしめく埼玉の勢力図に大きな変化をもたらした。また昨年はラグビー部、女子駅伝、男子バレー部なども県大会優勝を果たした。
近年、サッカー部を始め他競技が続々と全国の舞台で結果を残していく中、野球部も2017年より指揮を執る同校OBで社会人シダックスでプレーした黒坂洋介監督の指導の下、2018年夏は4強、19年夏、秋は共に8強入りと着々と実力を付けていた。県大会を初制覇した際、黒坂監督は「校内でもあとは野球部だけと言われていましたのでほっとしています」と悲願の初優勝を噛み締めていた。
今年のチームには高校通算43本塁打の吉野 創士、県決勝戦では試合終盤に初優勝を手繰り寄せる殊勲打放つなど勝負強さが光る古賀 智己が打線を牽引する。
昨秋の関東大会では1回戦で鎌倉学園と対戦し7対11で競り負けた。全国大会で躍動する他部活の勢いに乗り2021年は甲子園初出場を目指したい。