【オリックス】甲子園通算3本塁打の来田 涼斗(明石商)など!2020年の支配下指名選手に甲子園ボーイは何名?
来田 涼斗(明石商)
2年連続最下位、6年連続Bクラスからの脱却を狙うオリックスは、昨年の宮城 大弥(興南高)に引き続いて1位で高校生の投手を指名した。プロ入りを希望する高校生を対象に行われた合同練習会で150キロを計測した右腕の山下 舜平大(福岡大大濠高)である。
山下は今年行われた交流試合を含めて、甲子園出場がないものの1位指名を勝ち取ったのである。与えられた背番号「12」は、阪急時代に活躍した山沖之彦も背負った番号。エース級への飛躍が期待されている。
ドラフト1位の山下こそ甲子園出場経験はないが、その他のドラフト指名選手を見ると、同2位の元 謙太(中京高)、同3位の来田 涼斗(明石商高)、そして同6位の阿部 翔太(酒田南高→成美大→日本生命)と3人が甲子園出場を果たしている。
元は2年夏の甲子園で4試合に出場し、打率.333、1本塁打、4打点と結果を残し、チームのベスト4進出に大きく貢献した。準々決勝の作新学院高戦では2-3と1点ビハインドの8回からマウンド上ると2回無失点に抑え、なおかつ自身で満塁本塁打を放ちチームを勝利に導いている。
来田は中森 俊介(現ロッテ)とともに1年時から主力として活躍。1年夏、2年春、夏、そして今年の交流試合で甲子園の舞台に立った。2年春の準々決勝智弁和歌山高戦では同点で迎えた9回裏、小林 樹斗(現広島)からサヨナラ本塁打も放っている。1番打者でありながら、甲子園通算3本塁打を記録した。
28歳のオールドルーキーとして注目を浴びた阿部は投手として指名を受けているが、酒田南高2年夏に捕手として甲子園の舞台に立ち、1試合で4打数1安打の結果を残している。
昨年のドラフト1位である宮城は、ルーキーイヤーから一軍での登板を勝ち取り、初勝利もマークした。今年の新人たちも3人が宮城と同じく甲子園の舞台に立ってプロ入りを果たしている。1年目からチームの助けとなることができるだろうか。
<オリックスの2020年ドラフト会議指名選手>
※支配下のみ
1位:山下 舜平大(福岡大大濠高)
2位:元 謙太(中京高)
3位:来田 涼斗(明石商高)
4位:中川 颯(桐光学園高→立教大)
5位:中川 拓真(豊橋中央高)
6位:阿部 翔太(酒田南高→成美大→日本生命)
(記事:勝田 聡)