News

寒い時期に考えたい補食の役割

2020.12.01

寒い時期に考えたい補食の役割 | 高校野球ドットコム
体が冷える寒い時期は温かい汁物を活用しよう。

 本格的なオフシーズンを迎え、体づくりのために日々トレーニングに励むチームも多いことと思います。大事なことは「技術練習・トレーニング」「栄養」「休養」のバランスをとること。詰め込みすぎても体が疲弊してしまいますし、栄養・休養の不足によってもトレーニングの成果を十分に引き出すことができません。

 成長期でもある皆さんはしっかりと食事をとっているでしょうか。野球の練習やトレーニングなどで体を動かし、さらに体の成長に必要なカロリーを確保するためには並大抵の食事量では間に合わないことも多く、特に筋肉の源となるタンパク質やタンパク質を作り出すために必要なビタミンB1などは意識してとる必要があります。

 そこで三食の食事に付け加えて練習前後の補食を活用し、必要なエネルギー源や栄養素を確保するようにしましょう。

《コンビニを活用しよう》

 練習前後の補食を自宅から持参することができればいいのですが、むずかしい場合はコンビニなどで手軽に購入できるものなども検討してみましょう。基本は食事と食事の間を「つなぐ」ものであり、メインの食事に影響がない範囲にとどめることが大切です。

 補食の基本的な考え方としては「主食+もう一品もしくは飲み物」。おにぎりやパン、肉まんなどの主食はエネルギー源の確保として、もう一品は自分に必要な栄養素が準備できるといいですね。タンパク質メインであれば例えばサラダチキンや一口サイズのチーズ、ヨーグルト(ドリンクタイプも含め)など、ビタミンCを中心に考えるのであればフルーツ系や野菜系のジュース、バナナなどすぐに食べられる果物など、自分の好みに合ったものを選びましょう。

《温かい飲み物やスープはウォームアップ効果も》

 これから寒くなる時期は練習前に温かいスープや飲み物などをとることもオススメです。紅茶やお茶などのペットボトル飲料でも構いませんし、コーンスープなどの缶入りのものでも構いません。お湯が準備できるようであればカップタイプの味噌汁なども良いと思います。温かい食べ物、飲み物は体を中から温めるため、ウォームアップの効率がよくなることも期待できます。

 補食というと「プロテイン」が頭に浮かんでくることも多いと思いますが、自分の食事を見直し、必要なエネルギー源や栄養素をまず食事や補食からとるようにしてみてくださいね。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.02

福岡に逸材現る! ケガから復帰後即144キロ! 沖学園2年生エース・川畑秀輔に注目だ!

2024.06.02

【中国】倉敷商が13年ぶり、尾道は12年ぶりの決勝へ<春季地区大会>

2024.06.03

26人もの新入生が入部した都立杉並は夏の台風の目になるか!? OBの母校訪問で部員不足の都立高の未来に一石

2024.06.03

【鹿児島NHK選抜大会】神村学園が2年生バッテリーの活躍で優勝

2024.06.02

新戦力の台頭なく苦戦が続く楽天、ドライチ・古謝に希望の光!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.29

【宮崎】延岡学園と日章学園がともにタイブレークを制して4強入り<県選手権大会>

2024.05.28

【佐賀】佐賀商と龍谷が、ともにコールド勝ちで決勝へ<NHK杯>

2024.05.28

【鹿児島】鹿児島玉龍と樟南が8強へ<NHK旗>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得