球界屈指のオールラウンダー! 侍ジャパンにも選出された外崎修汰(埼玉西武ライオンズ)の高校最後の夏
外崎修汰
レギュラー定着以降、パンチ力に確実性を備えたシュアな打撃とどんなポジションでも無難にこなしてみせる器用さを武器にオールラウンダーとしてチームの連覇に貢献、昨年のプレミア12にも選出され、韓国との決勝戦でもスタメンを任された外崎修汰。
今回は球界屈指のオールラウンダーへと成長を遂げた外崎の高校最後の夏を振り返りたい。
▼外崎修汰(弘前実・2010年)
選手権青森大会
1回戦 4対3 東奥義塾
2回戦 5対2 大湊
3回戦 6対8 青森東
1年生の春から公式戦にも出場し、3年次には主将を務めるなどチームの中心だった外崎。
最後の夏は4番ショートとして出場。1回戦の東奥義塾との試合ではホームランを放ち、チームの勝利に貢献すると、2回戦では春の県大会で敗れていた大湊と対戦。接戦となったこの試合に勝利するも、3回戦で青森東に敗れ外崎の高校最後の夏は終わった。
その後、進学した富士大学では1学年上の西武でも同僚の山川穂高、1学年下の多和田真三郎とともにプレー。外崎は1年生の春からリーグ戦に出場し、ベストナインなど数々の賞を受賞、大学選手権と神宮大会の全国の舞台も2度ずつ経験し、2014年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受けプロ入りを果たした。
1、2年目から試合には出場していたものの打率は1割台とプロの壁に苦しんでいた。
しかし、3年目の2017年に135試合に出場し、自身初の二ケタ本塁打をマークすると一気に才能が開花。2018年には打率.287、本塁打18本、25盗塁の活躍に加え、どこでも守るオールラウンダーぶりをいかんなく発揮し、チームの優勝に貢献。昨年は長打力に磨きがかかり26本塁打をマークするなどチームの連覇の立役者となった。
トリプルスリーも見えてきたかと思われたが、今シーズンは相手チームの厳しいマークもあり、なかなか調子が上がってこなかったが先日の試合で4安打を記録するなどここにきて調子を上げてきている。
26日時点で5位に沈むチームの巻き返しには走攻守において外崎の活躍が欠かせない。
(記事:編集部)
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