東海大相模、桐光学園ら難敵を破り甲子園へ 近藤健介(横浜-日本ハム)の最後の夏
横浜高校時代の近藤健介
例年通りの開幕といかなかった2020シーズンだが、8月23日までで54試合に出場し、圧巻の打率.344を残す北海道日本ハムファイターズの近藤健介。今回は近藤の最後の夏を振り返りたい。
近藤健介(横浜 2011)
■神奈川大会
2回戦 10対0 神奈川白山
3回戦 6対2 横浜商
4回戦 2対0 山北
5回戦 3対1 東海大相模
準々決勝 4対3 立花学園
準決勝 5対4 横浜創学館
決勝 2対1 桐光学園
■選手権
2回戦 6対5 健大高崎
3回戦 4対9 智辯学園
近藤は1年夏からショートのポジションを勝ち取り試合に出場していた。秋から捕手に転向すると3年春に甲子園に出場。5打席3四死球0安打に終わり、チームも1回戦敗退をした。春の甲子園の悔しさを晴らすために、最後の夏の甲子園出場を目指した近藤だったが神奈川大会直前に右足首の怪我を負ってしまう。けがの影響か神奈川大会では打撃が振るわなかったものの桐光学園戦で試合を決定づける一打を放ち夏の甲子園に導いた。甲子園では初出場の健大高崎にサヨナラ勝ち。続く智辯学園戦では9回2アウトまで3点リードを奪っていたが一挙8点奪われ逆転負け。近藤は見逃しの三振で最後の打者となった。
その後U18日本代表に選出されアジア大会を経験すると2011年ドラフト会議で日本ハムから4位指名を受けてプロ入り。171cmと小柄ながら1年目から出場を重ねて4年目には129試合に出て打率.326を残すなど活躍。その後2年は怪我もあり試合出場もやや減ったものの2018年からは再度大活躍。ベストナインや日本代表に選ばれるなどプロでもその実力を磨き上げて大いに発揮している。今後も日本ハムを引っ張る若き安打製造機の活躍が期待される。