試合レポート

徳島科学技術vs城ノ内

2020.07.13

徳島科学技術「3年生の力結集」で初戦突破!

徳島科学技術vs城ノ内 | 高校野球ドットコム
徳島科学技術先発・木下 猛琉(3年)

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 「3年生を全員出場させることができて、その中でも山田が打ってくれたことがよかった」
 初回の7点を活かし城ノ内の猛迫を振り切った試合直後、海部監督時代に福岡ソフトバンクホークスの守護神・森 唯斗を育てた徳島科学技術・福井 健太監督は安堵の表情でこう話した。

指揮官の言う通り、この試合で徳島科学技術はベンチ入り20名中15名を起用。その全員が3年生とまさに「3年生の力結集」でつかんだ1勝。特に1回表・2回表に連続三塁打で計3打点を叩き出した山本 広夢(一塁手・170センチ69キロ・右投左打・徳島市八万中出身)と、7対3で迎えた8回表に山本 広夢からバトンを引き継ぎ代打2点二塁打を放った山田 泰暢(一塁手・右投右打・169センチ68キロ・徳島東リトルシニア出身)が入った3番の位置は、試合全体を振り返る上でも大きな働きを果たした。

 ただ、選手15名の城ノ内も初回の失点が響いたとはいえ、最後まで粘りの姿勢を見せたことも事実。新チームは選手8人からのスタートとなるが、2番手投手で最速134キロの小崎 亮太(180センチ87キロ・右投右打・徳島市加茂名中出身)や、強いスイングが印象に残った4番・藤倉 匠人(右翼手・177センチ80キロ・右投右打・ヤング阿南シティホープ出身)などの有望2年生たちが、ぜひ先輩たちの想いを引継いでもらいたい。

(取材=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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