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高い奪三振能力を発揮!エースとして結果を残し続ける有原航平(広陵出身)

2020.07.12

高い奪三振能力を発揮!エースとして結果を残し続ける有原航平(広陵出身) | 高校野球ドットコム
広陵時代の有原航平

 2016年の日本一以来、なかなか上位進出が出来ない日本ハム。その日本ハムの大黒柱としてチームを支える有原航平(広島広陵出身)になかなか白星がつかない。

 10日のオリックス・バファローズ戦で先発し、7回を投げて被安打2、奪三振7、無失点の好投。エースとして役割を果たしたが、その後に逆転を許してしまい、初勝利とはならなかった。だがここまでの成績を振り返ると、パ・リーグの中でも上位の成績を残している。

投球回:27回(リーグ2位)
23奪三振(リーグ3位)
奪三振率:7.67(リーグ3位)
与四死球:5つ
被打率.250(リーグ8位)
K/BB:7.67(リーグ1位)
防御率3.67(リーグ6位)

 広島広陵時代には甲子園も経験した有原。早稲田大を経由して2014年のドラフト1位でプロの世界へ飛び込むと、2015年に新人王。2016年には日本一に貢献し、昨年は最多勝のタイトルを獲得した。今年は先発として長いイニングを投げているが、リーグ屈指の奪三振率をマークしている。

 ストレートを軸に、ツーシームやカットボール。さらにスライダーやチェンジアップと多彩な変化球を織り交ぜる。緩急をつけて三振を奪いつつも、ボールを動かして打たせて取る投球も展開する引き出しの多さが有原の良さだと考えられる。しかし6月26日の楽天戦、7月3日の福岡ソフトバンクホークス戦では、甘いボールを打ち込まれているというケースもあるのが現状だ。

 今年でプロ6年目となり、エースとして寄せられる期待は大きいはずだ。勝利という形では結果が残っていないが、数字を見ればエースとして奮闘しているのが見えてくる。シーズンはまだ始まったばかりではあるからこそ、有原の今後の巻き返しに注目したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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