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奥川ら続々とデビューする2019年の高校BIG4。残すは佐々木朗木のみ

2020.06.25

奥川ら続々とデビューする2019年の高校BIG4。残すは佐々木朗木のみ | 高校野球ドットコム
高校日本代表の時の奥川恭伸と西純矢

 2020年シーズンが19日から開幕。今年は高卒ルーキーの開幕1軍はなく、全員が2軍からスタート。横一線という形になっているが、高校BIG4の一角として注目を浴びた西純矢創志学園出身)が初勝利を掴んだ。

 24日のオリックス戦で4回から2番手で登板すると、いきなり3番・太田椋天理出身)、4番・モヤから連続三振など立ち上がりを無失点。5回は6番・宗佑磨横浜隼人出身)にヒットを許すも後続を併殺打で仕留めたが、6回に一死二、三塁のピンチ。しかし太田とモヤをきっちり抑え3回無失点3奪三振で降板。嬉しいプロでの初勝利となった。

 150キロ近くのストレートには力があり、創志学園時代よりもさらにパワーがついてきた印象が強い。またU18の大学日本代表との試合では腕が少し遅れがちだったが、鋭い身体の回転に合わせて一気に右腕が出てきていた。全体的にフォームには躍動感と力強さがあり、成長した姿を見ることが出来た。

 そんな西と同じく高校BIG4として注目され、世代トップの実力を持った奥川恭伸星稜出身)も2軍戦デビューを果たしている。

 キャンプは怪我で出遅れたが、開幕戦となる20日の埼玉西武戦で先発して1回無失点2奪三振と上々の結果を残した。西と同じく150キロ台のストレートを投げ込み打者を圧倒。最速は自己最速タイの154キロを計測したことで話題となったが、ケガすることなくシーズンを完走してほしいところだ。

 西とともに1軍を狙う阪神の及川雅貴横浜出身)は25日に2軍戦デビュー。バランスよく1本足で立ち、そこから一度間を置き、左股関節に重心を乗せるように身体をひねってから体重移動をする。高校時代にはなかった動きで、タメを意識したフォームからきっちり腕を振り抜きストレートは151キロを計測。さらに変化球を混ぜて2回投げて無失点と好投。プロ初勝利もつき、幸先の良いスタートとなった。

 そして高校BIG4、残りの佐々木朗希大船渡出身)はまだデビューを果たしていない。佐々木に関しては2軍登録ではあるが、1軍に帯同しているという報道も出ている。高いレベルで多くのモノを吸収し、飛躍に繋げて欲しい。

 シーズン、そしてプロ野球選手としての生活は始まったばかり。故障をすることなく、1日でも早く1軍のマウンドに上がってくることを楽しみにしたい。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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