【5月2日回顧録】2015年限りで廃部となった東京成徳大深谷が春ベスト4進出した一戦をプレーバック!
当時の東京成徳大深谷のエース・落合大地
5年前の2015年5月2日は同じく土曜日だった。その中で思い出深い試合を振り返っていきたい。春季大会準々決勝の東京成徳大深谷vs春日部東の一戦を振り返っていく。
東京成徳大深谷はこの年限りで廃部が決まっており、生徒を募集せず、選手は当時3年生だった17名。2014年から練習場も失い、公共の球場やバッティングセンターを借り、練習場所を点々とする毎日だった。
それでも着実に力をつけていき、2015年の春季大会では快進撃を続け、準々決勝では春日部東に2対0で勝利。エース・落合大地(城西大卒)が好投を見せ、完封勝利を見せた。準決勝では浦和学院に1対10で敗れ、3位決定戦でも聖望学園に敗れたが、台風の目というべき存在だった。そして夏の大会では3回戦で準優勝の白岡に4対9で敗れ、東京成徳大深谷の野球部の歴史はここで幕が閉じた。
その後、当時の3年生たちに話を伺うと、3年生17人しかいなかったからこそ、結束が深まり、そしてグラウンドがない中で練習をしてきた1日1日は貴重な経験だったと振り返っている。
当時の17人は大学を卒業して新社会人になる年である。ぜひ第二の人生でも活躍することを期待したい。
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