大阪、福岡の大都市圏が休校延長を宣言。4月開催予定の大会にどう影響するのか?
高校野球は特別視されている印象を受けるが、基本的に課外活動。特に公立は教育委員会もしくは自治体の方針で部活動の動きが決められる。
高校野球の各地方大会の開催有無は各地の高野連が決裁を行うので、各都道府県の部活動の活動方針を判断材料となっている。今回はコロナウイルス感染拡大により各都道県の自治体は休校の期限を決めているため、その結果、大会の中止を断念せざるを得ない状況だ。
その中で大都市圏で大きな動きがあった。
大阪 5月6日まで休校延長
福岡 県立校は5月6日まで休校延長・福岡市は4月17日まで延長
この決定は高校野球にも大きく影響を与えそうだ。この休校延長により、ほぼ全校の部活動は活動停止延長は必至。選手たちが練習できる状況となると、大阪府大会、九州大会がかかった福岡県地区予選は4月18日開幕予定だが、中止になる可能性は高い。
実例としてすでに中止が決まっている兵庫県は県教育委員会から部活動について、「1日2時間を上限に校内のみとする」「対外試合・合同練習・合宿は同一学区内の2校までの実施を認める。実施場所は2校のいずれかの学校内とし、合宿は認めない」との通知が出て大会を断念している。
地区大会の中止が決定した愛知県は県大会開催を理事会にて検討する予定だ。
中止になった東京、埼玉は休校を延長しているが、各都道県も同様の措置があれば、大会中止になる可能性もある。
限定的ではあるが、部活動を認められ、対外試合ができる雰囲気になることを期待したい。
高校、大学野球の中止一覧リスト
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