ソフトバンクの育成システムの凄み リチャード、尾形で13年連続、31度目の育成からの支配下登録
支配下登録を掴んだソフトバンクのリチャード(沖縄尚学出身)
ソフトバンクは16日、育成選手のリチャード(沖縄尚学出身)と尾形崇斗(学法石川出身)の2選手と支配下選手契約を結んだと発表した。リチャードは、川崎宗則氏(鹿児島工出身)が退団して以来、空き番だった背番号52に決まり、尾形は背番号39に決まった。
ソフトバンクの育成出身選手と言えば、絶対的なエースに成長した千賀滉大(蒲郡出身)や、“甲斐キャノン”が猛威を奮っている甲斐拓也(楊志館出身)など、チームを代表する選手に成長するケースが非常に多いことで有名だ。
昨年、支配下登録された周東佑京(東農大二出身)も、俊足を武器に台頭して秋にはプレミア12の日本代表にも選出された。
今年も新たにリチャードと尾形が支配下登録となり、2008年から13年連続、人数にして30人(31度目)の支配下登録となった。
今回は、これまでソフトバンクで育成選手から支配下に昇格した選手を振り返っていく。
2007年
なし
2008年
吉川元浩
2009年
堂上隼人
2010年
山田大樹(現ヤクルト)
2014年
飯田優也(現阪神)
上記の千賀や甲斐、そして牧原大成や大竹耕太郎のように、チームの主力として活躍する選手はやはり一握りであるが、それでも育成から支配下登録を果たした選手が、他球団以上に多いことは見て取れる。
これはソフトバンクの育成システム、そして育成環境の賜物であろう。
リチャードと尾形も、偉大な先人達のように活躍を見せるか注目だ。
(文=栗崎 祐太朗)
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