選抜選考委員会まであと3日!中国・四国の有力候補と選考の難しさとは
第92回選抜高等学校野球大会の出場校を決める選考委員会が24日(金)まであと3日。
4つの小委員会の部屋ごとに、出場の可能性があるチームを見るシリーズ。
今回は、中国・四国地区です。
中国2、四国2が基数となり、両地区の3番目を比較されて残り1枠が決定されます。
この両地区の課題は秋の地区大会の日程です。選抜の予選ではないため、各地区が独自で日程を決めるのですが、ほぼ毎年同じような日程。ちなみに昨年はこんな感じでした。
このように準々決勝までは2会場ずつで、10人弱の選考委員会のメンバーも最大4班に分ける必要があります。
実際には中国大会が雨で日程の一部が変更になり、第1週が10月25日から28日まで行われましたが、物理的にどちらか一方しか直接視察できないという現実があるんですね。
これはあくまでも秋季地区大会が予選ではないという選抜大会の特徴が出ていると言えるのではないでしょうか。例えば準決勝は物理的にどちらか一方しか直接視察ができないというのは、やはり難しさがあるようです。
数年に一度、両地区の日程が1週ずれる時があるのですが、その時は両地区の同じステージの試合(準決勝、決勝など)を直接視察できていることがポイントになることもあります。
さて今年ですが、両地区の決勝進出2校ずつは確実。残り1枠を準決勝敗退組で比較されることになるでしょう。
中国では広島新庄が優勝した倉敷商業と延長まで戦い、創志学園はコールド負けかつ地域性で倉敷商と同じ岡山ということで、広島新庄に決まるのではと思われます。
四国は高知中央と岡豊の2校ともコールド負け。両校は県大会決勝での直接対決で高知中央が勝っています。ですので、高知中央が有力ではないかと予想します。
広島新庄と高知中央で比較した際にどうなるか。地域性では高知中央は同県の明徳義塾が選出濃厚のため、準決勝でのコールド負けと合わせて苦しいのではと予想できますが、決めるのはあくまでも選考委員会です。我々と少し違った角度で見ている可能性もあり、どんな結論になるか注目したいと思います。
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