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23年ぶり出場の大分商から5名のプロ!九州・21世紀枠のセンバツ出場校出身の現役NPBプレーヤーは?

2020.01.30

23年ぶり出場の大分商から5名のプロ!九州・21世紀枠のセンバツ出場校出身の現役NPBプレーヤーは? | 高校野球ドットコム
大分商時代の森下暢仁

 1月24日に今春のセンバツに出場する32校が発表された。その32校を地区ごとにわけ、各校のOBにどれだけの現役NPBプレーヤーがいるのかを確認していきたい。今回は九州地区と21世紀枠だ。

 九州地区からは秋季九州大会のベスト4に勝ち残った4校から順当に選出された。昨春のセンバツでもベスト4に勝ち残った明豊高校(大分1位)は、今宮健太(ソフトバンク)と濱田太貴(ヤクルト)の2人が現役でプレーしている。

 今宮はすでにトッププレーヤーとして君臨。チームの正遊撃手として2020年シーズンも日本一を目指して戦うことになる。一方の濱田は昨シーズン終盤に一軍デビューを飾ったものの、安打を放つことはできなかった。高卒2年目の今シーズンは初安打が期待される。

 準優勝は同じ大分県勢の大分商業高校(大分2位)だった。近年は、源田壮亮(西武)の出身校としてクローズアップされることも多いが、その他にも笠谷俊介川瀬晃のソフトバンク勢、廣澤伸哉(オリックス)ら若い選手がいる。そして、昨秋のドラフト会議で広島から1位指名を受けた明治大森下暢仁も同校のOBだ。森下には源田に続いての新人王も期待される。

 近年躍進を遂げている創成館高校(長崎2位)は2018年のドラフト会議で川原陸(阪神)が初めて指名を受けた。ルーキーイヤーとなった昨年は一軍・二軍とも登板はなかった。今年は二軍で初登板を果たし、足がかりにしたい。

 鹿児島城西(鹿児島2位)は春夏通じて初めての甲子園出場。過去にはDeNA、ソフトバンクでプレーした細山田武史を輩出している。現役NPBプレーヤーは不在だったが、昨秋のドラフト会議で小峯新陸が育成2位で楽天に指名された。まずは支配下登録を目指す。

 21世紀枠からは帯広農業高校(北海道)、磐城高校(福島)、平田高校(島根)の3校が春のセンバツに出場する。帯広農は過去に山田博一(元大洋)がNPBに在籍したが、現役選手はひとりもいない。磐城は671試合に登板しオールスターゲームにも出場している小野正一(大毎他)の母校だが、現役NPBプレーヤーはいない。平田高校も現役プレーヤーは不在となっている。

【現役NPBプレーヤー】

<九州>
明豊(大分/2年連続4回目)
今宮健太(ソフトバンク)
濱田太貴(ヤクルト)

大分商(大分/23年ぶり6回目)
笠谷俊介(ソフトバンク)
川瀬晃(ソフトバンク)
源田壮亮(西武)
廣澤伸哉(オリックス)
森下暢仁(広島)

創成館(長崎/2年ぶり4回目)
川原陸(阪神)

鹿児島城西(鹿児島/初出場)
小峯新陸(楽天)※育成契約

<21世紀枠>
帯広農(北海道/初出場)
なし

磐城(福島/46年ぶり3回目)
なし

平田(島根/初出場)
なし

(文=勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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