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選抜選考委員会まであと2日!順当に選出されそうな東北地区・いくつかの可能性が考えられる近畿地区

2020.01.22

 第92回選抜高等学校野球大会の出場校を決める選考委員会が24日(金)まであと3日。

 4つの小委員会の部屋ごとに、出場の可能性があるチームを見るシリーズ。

 今回は、東北・近畿地区です。

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 東北地区は2枠。準決勝が、
仙台育英9対2盛岡大附属(7回コールド)
鶴岡東10対0仙台城南(6回コールド)
と2試合連続コールドゲームになったため、例年通り決勝進出の2校で決まるでしょう。
両校とも出場が決まれば、夏春連続出場になります。

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 近畿地区は6枠。準決勝は、
大阪桐蔭6対5智辯学園(9回サヨナラ)
天理5対4履正社(9回サヨナラ)
と、こちらは2試合連続サヨナラゲームでした。このため、4校が1~4番目で決まるのが有力で、8強組が4番目になる可能性は低いと言えるのではないでしょうか。

 残る2枠ですが、8強の奈良大附属は智辯学園天理が4強以上に進んで選出確実のため、「同一府県から3校以上選出しない」という選抜大会の内規にならうと選出はできない状況です。

 残り3校は明石商業、京都翔英智辯和歌山
 京都翔英は1回戦を6対2で勝ったあと、準々決勝は履正社に3対10の8回コールドで敗れました。8回2アウトからのコールドを決める本塁打が悔やまれます。

 智辯和歌山は1回戦を8対3で勝った後、準々決勝は智辯学園に13対17で敗れました。点差こそ4ですが、17失点は気になるところです。ちなみに京都翔英の1回戦と智辯和歌山の準々決勝は同じ日でした。

 京都翔英は9時30分開始の第1試合で、智辯学園vs智辯和歌山の第3試合終了は17時35分。3回あった近畿大会の3試合日で最も遅い終了時間でした。選考委員も人間で、喫煙者がイニング間に何度か喫煙所に向かう様子を目撃しています。ロングゲームにグッタリしていた可能性も???

 もう一つ、智辯和歌山は1回戦が9対0とリードしながら、2回終了後に降雨ノーゲームになっています。この展開を選考でナシと考えるかアリと考えるかも分かれ目になると思われます。

 一方の明石商業は大阪桐蔭と1点差の接戦で、なおかつ甲子園球場のある兵庫勢で唯一の8強。選出の可能性は高いと見ます。
 ポイントは明石商を5番目で選ぶのか、6番目で選ぶのか。

 図式は3つが予想されます。
・5番目に明石商業を選出⇒6番目は京都翔英智辯和歌山の比較
・5番目に和歌山1位の智辯和歌山を選出⇒6番目は明石商業と京都翔英の比較
・5番目に京都1位の京都翔英を選出⇒6番目は明石商業と智辯和歌山の比較

 近畿大会準々決勝で最も接戦をした明石商業が選出されるという前提なら、5番目ではなく6番目になった際に比較される京都翔英智辯和歌山は厳しくなります。5番目に明石商業なら両校の直接比較となるわけです。

 一番のサプライズは明石商業が4番目になり、5番目に4強の智辯学園履正社が回ることですが、その可能性はどうでしょうか???

 3校間で比較して5番目と6番目を一緒に決める手順にするのか。

 近畿地区の選考のポイントはここにつきると言えるでしょう。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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