2011年以降の広陵出身選手の上位指名率は82パーセント!その中で輝く9位指名の佐野恵太(横浜DeNA)の可能性
佐野恵太(写真は明治大時代)
2010年以降から急速的にプロ野球選手を輩出するようになったのが広島広陵だ。
2011年以降からほぼ毎年ドラフト指名を受けている。
■2011年
野村 祐輔(明治大-広島)1位
土生 翔平(明治大-広島)4位
■2012年
上本 崇司(明治大-広島)3位
■2013年
小林 誠司(同志社大-日本生命-巨人)1位
■2014年
有原 航平(早稲田大-北海道日本ハム)1位
■2015年
吉持 亮汰(大商大-東北楽天)2位
上原 健太(明治大ー北海道日本ハム)1位
■2016年
佐野 恵太(明治大-横浜DeNA)9位
■2017年
中村奨成(広島)1位
福田周平(明治大-NTT東日本-オリックス)3位
■2018年
太田 光(大商大-東北楽天)2位
なんと11人が指名を受けているが、そのうちドラフト1位は5人、3位以上が上位指名選手が9人と上位指名率は約82パーセントとすごい確率である。
その中で取り上げたいのが9位の佐野だ。高校時代、最後の夏は3回戦敗退と思うような成績を残せなかった。
しかし明治大入学後は2年春から試合に出場しはじめ、2年秋に初本塁打。3年秋、4年春と合わせて5本塁打を放ち、さラストシーズンとなった4年秋は規定打席に到達して最高の打率.325をマーク。横浜DeNAから9位指名を受け、滑りこみという形でプロ入りを果たした。プロ1年目から18試合に出場。プロ2年目は73試合に出場し、5本塁打14打点の活躍。プロ3年目の2019年は自己最多の89試合に出場し、5本塁打33打点、打率.289とすべてにおいて成績を上げた。
プロに入れば順位は関係ないというが、9位指名となると上位指名と比べれば、チャンスは限られる。しかしその格言通りにさせたのは、佐野の努力と活躍があってこそ。
2020年から新主将に就任したように、立場も入団時から大きく変わった。「ネクスト筒香」として大ブレイクを果たすことができるか注目だ。
(記事=河嶋 宗一)
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