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約15年の歳月を経て、涌井秀章と渡辺監督の孫・佳明がプロ野球選手として同僚に!

2019.12.22

約15年の歳月を経て、涌井秀章と渡辺監督の孫・佳明がプロ野球選手として同僚に! | 高校野球ドットコム
渡辺監督の孫・佳明

 涌井秀章(千葉ロッテ 横浜出身)が金銭トレードで東北楽天へ移籍することが決まり話題を呼んだが、その中でこういう巡りあわせもあるのかと感じたことがある。それが渡辺元智監督の孫である渡辺佳明と一緒にプレーすることになったことだ。

 涌井と渡辺の関係性はある意味、兄弟のようなものである。2004年夏、涌井がエースとして甲子園に出場したとき、渡辺は甲子園まで応援に駆け付け、野球部寮では、一緒に遊ぶ仲だった。

 プロ入りが実現し、2人の対戦が実現したのは6月29日に実現。結果は二打席連続三振と、涌井が勝利した。

 そしてこのオフ、金銭トレードで涌井の移籍が決まり、10年以上の歳月をかけ、プロ野球選手として同僚になることが決まったのだ。

 こんな巡り合わせもなかなかないだろう。2人にとって活躍をかけたシーズンである。涌井は二けた勝利が7度もある大投手へ成長したが、2017年から2019年まで一桁勝利に終わり、今年は3勝に終わった。主に中継ぎ・クローザーをしていた2012年・2013年以外の先発ローテーションで投げた年の中では最少となった。

 渡辺は77試合に出場。218打数49安打1本塁打26打点。同級生で高卒プロ入りした浅間大基髙濱祐仁よりも出場開会に恵まれ、最も実績を残した。

 高校時代の評判でいえば、渡辺よりも2人が圧倒的に上だった。こうして明治大4年間で2人を上回る実力を身に着けつつあるのだから素晴らしい。

 ぜひ2人で東北楽天を押し上げる活躍を見せてほしい。

(記事=河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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