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「自分は走るキャラ」来シーズンへ神里和毅(DeNA)がスパイクでこだわった「ソール」

2019.12.28

「自分は走るキャラ」来シーズンへ神里和毅(DeNA)がスパイクでこだわった「ソール」 | 高校野球ドットコム
ミズノアンバサダーミーティングにて報道陣に対応する神里和毅(横浜DeNAベイスターズ)

 2年目となる2019年シーズンは123試合に出場して、打率.279、6本塁打、35打点と順調に数字を伸ばし飛躍の年となった横浜DeNAベイスターズの神里和毅。1番打者として82試合で先発起用されるなど、俊足を活かしたプレースタイルを武器とし、打線の屋台骨を支えた。

 シーズンを振り返り、「序盤からしっかりいい形で打てていましたが、後半は疲れもあり崩れてきました。1年間戦うことの難しさを知ったので、そこは来年しっかり改善して1年間を通して結果を残せるようにしたいと思います」と語った神里。

 だがその鮮烈な活躍が認められて、ミズノ社のトップ契約選手であるミズノブランドアンバサダー契約も結び、スター選手への仲間入りを果たした。
12月6日の2019年ブランドアンバサダーズミーティングでは、スパイクを中心に担当者と熱心に打合せを行い、来シーズンのさらなる飛躍に向けた準備を進めた。

「自分は走るキャラ」来シーズンへ神里和毅(DeNA)がスパイクでこだわった「ソール」 | 高校野球ドットコム
神神里和毅(横浜DeNAベイスターズ)

「高校時代からずっとミズノを使っていました。(ミズノの用具は)スパイクや生地など全部良いもので、世界を代表するメーカーだと思います」

 来シーズンに向けて、神里が最もこだわって打ち合わせを行ったのはスパイクだ。
二季連続で15盗塁をマークしているように自身を「走るキャラ」と話す神里は、持ち味である俊足をさらに向上させるためにスパイクをより軽いものにすることで話を固めた。
スパイクを軽くするための手段は、金具の数を減らしたり素材をメッシュのものに変えたり、最近ではポイントスパイクも登場するなど様々なものがあるが、神里が着目したのはソールの薄さだ。

「メッシュはあんまり好きではなく、基本的に裏もすべて金具を使っています。
ソールを薄くして、軽さを求める中で動きやすさも重視しました。地面を蹴る時に、(足首やつま先に)『ひねり』や『ねじれ』が出来やすいようなものになっています」

 こうした細かな要望を叶えることができるのもブランドアンバサダーならではのものだが、手厚いサポートを追い風に来シーズンは更なる活躍が期待される。「ハマの韋駄天」が、ベイスターズとして22年ぶりのリーグ優勝に導くことが出来るか注目だ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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