圧倒的に日体大出身OBが多い高校野球指導者。その中で注目は1961年世代!
岡田龍生監督(履正社)
高校野球の指導者で1つの話題となるのは、出身大学のつながりだ。その中で日体大出身の指導者は非常に多い。その中で注目したいのが昭和36年(1961年)世代だ。
この世代で高校球界で著名な指導者として知られているのは以下の4方である。
岡田龍生監督(履正社)
海老澤芳雅監督(常磐大高)
有馬信夫監督(都立足立新田)
平岩了監督(都立豊多摩)
岡田監督は選手育成、甲子園でも多くの勝利を挙げ、日本を代表する名将となった。選手では山田哲人(東京ヤクルト)、T‐岡田(オリックス)、寺島成輝(東京ヤクルト)と3人のドラフト1位選手など多くのプロ野球選手を輩出。甲子園では2014年、2017年選抜準優勝とじわじわと全国でも結果を残し、この夏は初の甲子園優勝を勝ち取った。
この秋も近畿大会ベスト4入りし、選抜の可能性も高い。
海老澤監督は現役時代は投手として活躍。指導者としてへ茨城東時代に1997年夏に甲子園出場。水戸桜ノ牧時代は2006年、2009年に茨城大会準優勝。そして2015年春に、常磐大高に赴任すると、この夏は茨城大会準優勝に導くなど赴任する学校すべて強豪校に育て上げている。
有馬監督は1999年に都立城東の監督として甲子園に出場。都立総合工科に赴任してからは石川柊太(福岡ソフトバンク)を育て、都立足立新田に転任してからも、2018年秋はベスト16入りするなど、都立の強豪校に育て上げている。
また、平岩監督は都立城東で2015年秋都大会ベスト8、都立豊多摩では、この夏、西東京大会ベスト8入りと、赴任した学校で実績を残している。
来年以降も4監督の活躍に注目だ。
(記事=河嶋 宗一)
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