丸、鈴木誠也の例から見る小園海斗の大幅昇給、FAタイミングを分析!これからも世代トップを突っ走る!
広島東洋カープ・小園 海斗※写真=共同通信社
広島東洋カープの小園海斗(報徳学園出身)の契約更改を行い、200万円増の1000万円。58試合で、打率.213、4本塁打、16打点と高卒ルーキーでは抜群の成績である。
ただ、広島東洋カープは上がり幅が少ない球団として有名だ。今回はカープで活躍を見せた高卒野手の年俸の上がり幅を紹介していきながら、小園海斗の今後の活躍すべきラインを考えていきたい。
近年のカープの高卒野手で、スター選手となったといえば、2019年から巨人でプレーしている丸佳浩、プレミア12でMVPとなった鈴木誠也だろう。
【丸佳浩】
2008年 二軍 46試合 打率.288 1本塁打18打点 2盗塁 500万
2009年 二軍 69試合 打率.222 1本塁打16打点6打点 550万(+50万)
2010年 一軍 14試合 打率.158 0本塁打1打点盗塁 600万(+50万)
2011年 一軍 131試合 打率.241 9本塁打50打点9盗塁 1700万(+1100万)
2012年 一軍 106試合 打率.247 4本塁打12打点14盗塁 2300万(+600万)
2013年 一軍 140試合 打率.273 14本塁打58打点29盗塁 5100万(+2800万)
2014年 一軍 144試合 打率.310 19本塁打67打点26盗塁 9000万(+4600万)
2015年 一軍 143試合 打率.249 19本塁打63打点15盗塁 8500万(-500万)
2016年 一軍 143試合 打率.291 20本塁打90打点 23盗塁 1億4000万(+5500万)
2017年 一軍 143試合 打率.308 23本塁打92打点 13盗塁 2億1000万(+7000万)
2018年 一軍 125試合 打率.306 39本塁打97打点 4億5000万の5年契約で巨人へ移籍
【鈴木誠也】
2013年 一軍 11試合 打率.083 0本塁打1打点 650万(+50万)
2014年 一軍 36試合 打率.344 1本塁打7打点0打点 900万(+250万)
2015年 一軍 97試合 打率.275 5本塁打25打点6盗塁 1700万(+800万)
2016年 129試合 打率.335 29本塁打95打点16盗塁 6000万(+4300万)
2017年 115試合 26本塁打90打点16盗塁 打率.300 9000万(+3000万)
2018年 124試合 30本塁打94打点4盗塁 打率.335 1億6000万(+7000万)
2人に共通すると、まず一軍に定着して、100試合前後に出場すれば、一軍最低年俸保証の1500万以上は確約され、3年間一軍レギュラーを続ければ、上がり幅が一気に上がるということだ。
丸は一軍定着してから4年目で一気に年俸をあげ、鈴木は2016年にブレイクしてから3年続けて主力選手としての活躍をつづけた2018年には、過去最高アップの7000万アップを勝ち取っている。
まず小園が目指すは2年目は100試合以上に出場し、1700万以上を狙うこと。もし一軍レギュラーを来年獲得し、3年間主力選手として活躍した2022年、もしくは2023年には大幅昇給が見込めるのではないだろうか。
小園は2人の先輩と違うのは守備負担が大きい遊撃手を守っているということ。打率を残せて、走れて、守れるショートストップであれば、選手としての希少価値も高まるので、上がり幅も違うだろう。
小園が順調にカープの主力選手へ成長し、現行のFA制度のままでいけば、2027年あたりに争奪戦になる可能性がある。
中学から侍ジャパンU-15代表入りし、高校では2年連続でU-18代表入りし、世代のトップを突っ走る小園。ぜひこれからも世代トップとして同世代をけん引する活躍を見せてほしい。
関連記事
◆【動画】平成の怪物・松坂大輔と渡辺元智前監督の絆
◆横浜の2年連続選抜は絶望的に
◆日本ハム期待の大砲・万波中正は小笠原コーチの指導で化けるか/a>