News

村上宗隆は新人王なるか??村上とともに高校野球を騒がせた高卒2年目スラッガーの現在地

2019.11.26

村上宗隆は新人王なるか??村上とともに高校野球を騒がせた高卒2年目スラッガーの現在地 | 高校野球ドットコム
村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ) ※写真=共同通信社

 11月26日、NPBのアワードが開催され、表彰選手が発表される。

 注目したいのは新人王の受賞だ。新人王がかかっているのが、東京ヤクルトの村上宗隆だ。高卒2年目では歴代最多タイの36本塁打、最多の96打点をマークした。こうして、改めてみると同世代のスラッガーと比べても突出している。2017年、スラッガーとして騒がれた選手たちの現在地について紹介していきたい。

 清宮幸太郎早稲田実業出身 北海道日本ハム)は今季81試合で7本塁打33打点。高卒2年目で通算14本塁打51打点と例年の高卒選手ではかなり優秀な数字だが、ドラフト前の評判からすると、本人も、ファンも物足りなさを感じているだろう。

 10月下旬には右ひじ手術も行った。同世代の中では一定以上の成績を収めているとはいえ、苦しい道のりを歩んでいる清宮は3年目で1年間通して成績を残すことができるか。

 清宮と並ぶスラッガーとして注目された安田尚憲履正社出身 千葉ロッテ)は今年は一軍出場なしに終わったが、二軍では19本塁打82打点、打率.258と別格の成績を残している。現在、プエルトリコのウインターリーグで修行中の安田。村上と比べて華やかな道のりではない。

 だが、安田はその下積み生活の中でも黙々とこなせる人間性がある。高校時代も突如として大爆発して本塁打を量産する時期があった。3年目はそんな本塁打量産を見せてくれるかもしれない。

 最後の夏で甲子園新記録となる6本塁打を達成した中村奨成(広島広陵出身 広島東洋)は今季も二軍で39試合、2本塁打9打点、打率.279と爆発的に数字を伸ばすことができず苦しい日々を送っている。これまでの中村に関する情報はコーチから厳しい指摘ばかりだ。ほかの3人に比べれば苦しい状況だが、少しずつ上積みを見せてほしい。

 現在は村上が一歩リードしている状況だが、願わくは4人が一軍の主力選手となって球界を盛り上げることを祈りたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?