News

清宮幸太郎と安田尚憲が決勝で激突!【2016年明治神宮大会・高校の部】

2019.11.15

 高校野球界において、年内最後の公式戦となる明治神宮大会。すでに3年生は引退しており、2年生が最上級生となる。新チームで挑む来春の選抜高校野球に向け、全国の強豪たちと真剣勝負ができる貴重な大会である。来年以降のドラフト会議で指名されるような金の卵たちも存在しており注目度は高い。

 そんな明治神宮大会(高校の部)だが、過去の大会にもその後のドラフト会議で指名された選手は多くいる。今回は今から3年前となる2016年の大会を振り返ってみたい。

清宮幸太郎と安田尚憲が決勝で激突!【2016年明治神宮大会・高校の部】 | 高校野球ドットコム
2016年明治神宮大会決勝で激突した清宮幸太郎と安田尚憲

 この大会でもっとも注目されていたのは、早稲田実業清宮幸太郎(現・日本ハム)だろう。ドラフト会議まで1年を切り、どれだけの本塁打を放つのかが関心ごととなっていた。

 大きな注目を浴びていた清宮は3試合で打率.571(7打数4安打)、1本塁打とプレッシャーに負けることなく結果を残した。また清宮の後ろを打っていた野村大樹(現・ソフトバンク)も打率.556(9打数5安打)、1本塁打と同じく結果を残している。

 清宮が高校時代に結果を残してきた要因のひとつには、うしろに野村が控えていたことも大きい。それが伺える大会での成績だった。

 そんなふたりを擁する早稲田実業を決勝で破ったのが、履正社高校である。清宮と比較され続けてきた安田尚憲(現・ロッテ)は、決勝戦で1本塁打を含む4打点の活躍でチームを優勝に導いた。

 その他には明徳義塾高校の西浦颯大(現・オリックス)や仙台育英高校の西巻賢二(現・ロッテ)も同大会に出場した。西浦は2試合で打率.125(8打数1安打)と苦しんだ一方、西巻は初戦敗退となったものの打率.333(3打数1安打)と気を吐いている。

 また、西巻は高卒2年目ながら戦力外となり話題となったが、ロッテの秋季キャンプ内で行われた入団テストに合格。ロッテへと移籍し安田とチームメートになった。2020年シーズンが高卒3年目。まだまだ伸びしろは十分にあるはずだ。

 もちろん2016年の同大会に出場し、その後進学や社会人を選択した選手も多くいる。これからまだまだ、NPBプレーヤーは増えることになりそうだ。

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?