News

筒香嘉智がメジャー挑戦!改めて分かる高卒野手のメジャー挑戦率の高さ

2019.10.29

筒香嘉智がメジャー挑戦!改めて分かる高卒野手のメジャー挑戦率の高さ | 高校野球ドットコム
筒香嘉智(横浜DeNA)

 横浜DeNAのスラッガー・筒香嘉智選手がポスティングシステムでのメジャー挑戦を決断した。

 今回の筒香の決断で考えられるのは、高卒スラッガー・好打者のメジャー挑戦が過去の歴史を振り返っても圧倒的に多いことである。

 高卒からメジャーで出場した経験がある選手、もしくはMLB球団とメジャー契約をしている野手は以下の通り。

・イチロー(オリックス 元マリナーズ)愛工大名電出身
松井 秀喜(巨人 元レイズ)星稜出身
岩村 明憲(ヤクルト 元アスレチックス)宇和島東出身
松井 稼頭央(西武 元アストロズ)PL学園出身
川崎 宗則(福岡ソフトバンク 元カブス)鹿児島工出身
城島 健司(ダイエー 元マリナーズ)別府大附(現・明豊)出身
田中 賢介(北海道日本ハム 元サンフランシスコ・ジャイアンツ)東福岡出身
中村 紀洋(近鉄 元ドジャース)大阪渋谷出身
西岡 剛(千葉ロッテ 元ツインズ)大阪桐蔭出身
新庄 剛志(阪神 元メッツ)西日本短大附出身
中島 宏之(埼玉西武 元アスレチックス)伊丹北出身

 これまで11人いる。社会人・大学を経由して、メジャー入りしたのは田口壮西宮北-関西学院大―オリックス)、青木宣親日向-早稲田大-東京ヤクルト)、福留孝介PL学園-日本生命-中日)、井口資仁國學院久我山-青学大-ダイエー)の4人のみで、投手と比べても圧倒的に高卒率が高い。

 高卒からタイトルを狙えるほどの結果を残す有望選手は大学・社会人と比べて若い年齢でFAもしくはポスティングシステムで挑戦がしやすい。

 また先発だけではなく、中継ぎ・抑えといろいろなポジションで出られる投手と違い、野手のパイは小さい。だからこそ年齢が若い有望選手の需要が高くなる。筒香はイチローと同じ27歳での挑戦だ。年齢的にもベストタイミングだろう。

 現在、日本人投手の活躍が目立っているが、筒香は久しぶりの野手として活躍を見せることができるか。MLB入りが決まれば、日本人野手もメジャーでも活躍できることを証明してほしい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

【大阪】大阪桐蔭が快勝!準々決勝でプロ注目・今坂幸暉擁する大阪学院大高と対戦!<春季大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.05.01

【兵庫】報徳学園、須磨翔風などが順当に夏の第1シード獲得!昨秋ベスト4の長田、滝川二はノーシードに

2024.05.01

【福島】聖光学院と福島商が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>