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プロ野球界に広がる「スタッドソールスパイク」の波 その効果を一流選手3名が証言

2019.09.05

 樹脂性のスタッドがついたスパイク、「スタッドソールスパイク」がここ数年で人気を伸ばしていることをご存じだろうか。
小学生(少年野球)の頃に履いていたイメージしか無い選手も多いかもしれないが、この「スタッドソールスパイク」は今や一流プロ野球選手にとっても、無くてはならないツールとなった。

 今回は、アシックスのスタッドソールスパイク「JAPAN SPEED」を愛用する、広島東洋カープの鈴木誠也選手、田中広輔選手、そして読売ジャイアンツの丸佳浩選手の3名の言葉から、その機能性や効果を紹介していきたい。

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足への負担が少なく、グリップ力にも問題なし

プロ野球界に広がる「スタッドソールスパイク」の波 その効果を一流選手3名が証言 | 高校野球ドットコム
「JAPAN SPEED」を愛用する、広島東洋カープの鈴木誠也選手

 「足への負担が少ないのが一番です」

 広島東洋カープの主砲へと成長した鈴木誠也選手は、「スタッドソールスパイク」を履くメリットについて明快に答えた。
 アシックスのスタッドソールスパイク「JAPAN SPEED」を履いている鈴木選手は、練習時だけではなく、現在では試合でも「JAPAN SPEED」でプレーしている。

 その一番のメリットとして鈴木選手が挙げたのが、足への負担の少なさであった。
 「やっぱり高校生の頃、僕も通ってきた道ですが、練習も厳しくて時間も長いので、どうしても金具のスパイクだと足への負担が大きくなりやすいと思います。より練習を長く、しっかりとした状態で(プレー)したいのであれば、このスパイクは足への負担も軽減されるし、次の日に残りづらいのが良いのかなと思います」

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アシックスのスタッドソールスパイク「JAPAN SPEED」

 「JAPAN SPEED」の機能性に絶大な信頼を寄せている鈴木選手であるが、その一方でスタッドソールスパイクにはグリップ力を不安視する声もある。
 だがそんな声を一蹴するように、鈴木選手はグリップ力についても次のように話す。

 「そこはみんな心配するところだとは思います。僕も最初使い始めたころは滑ったりしていましたが、色々と改良してもらって、滑りにくく、しっかり土を噛んでくれるものを作ってもらいました。
 実際に試合でも履いていますし、滑る怖さもなくプレー出来ました」

 足への負担の軽減に加えて、開発力によってグリップ力の向上にも成功した「JAPAN SPEED」。鈴木選手がスタッドソールスパイクを愛用するようになったことには、こうした背景があったのだ。

[page_break:丸佳浩選手、田中広輔選手も太鼓判!]

丸佳浩選手、田中広輔選手も太鼓判!

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「JAPAN SPEED」を絶賛する読売ジャイアンツの丸佳浩選手

 「高校生のスパイクもここまできましたか!」

 「JAPAN SPEED」を手に取り、そう声を上げたのは今年から読売ジャイアンツでプレーする丸佳浩選手だ。
 鈴木選手から始まったスタッドソールスパイクの波は、今や他の選手にも大きな影響を与えている。鈴木選手と昨年まで同じチームでプレーした丸選手も、「JAPAN SPEED」の機能性に太鼓判を押す。

 「長時間の練習で、金具のスパイクを履いていると身体への負担が大きいので、練習後によくハムストリングスやふくらはぎ、お尻周りが張っていました。ですが、スタッドソールを履くと、それが少ないんです。
 練習用として履くのも良いですが、バッターボックスが明らかに硬い球場以外では、試合用としても十分使える可能性があると思うのでこれからも試していきます」

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今年のキャンプから「JAPAN SPEED」を採り入れた広島東洋カープの田中広輔選手

 また鈴木選手と同じ広島東洋カープの田中広輔選手は、練習用のスパイクとして今年のキャンプから「JAPAN SPEED」を採り入れた。
 長いシーズンを戦うための土台作りを行うキャンプは、練習量も多く、足への負担が残りやすい。そこで「JAPAN SPEED」を履くことを決めた田中選手だが、その負担の少なさに非常に驚きを感じたことを明かす。

 「このキャンプからスタッドスパイクを履いていますが、身体への負担が少なく、突き上げを全く感じることなくプレ―することができます。グリップ力も問題なく履いています。
 高校生は練習量が多いので、身体への負担が少ないスタッドスパイクを履くといいと思います」

 このように、スタッドソールスパイクは今や一流プロ野球選手にとっても欠かせないスパイクとなりつつある。
 特に成長期である中高生の球児にとっては、身体の負担を減らすことは非常に重要だ。

 もし足への負担に悩みや不安を抱えているのであれば、一度試してみてはいかがだろうか。きっと新たな発見があるはずだ。

(記事・編集部

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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