盗塁成功率85%!200盗塁を達成した荻野貴司(千葉ロッテマリーンズ)の走塁の極意
荻野貴司
千葉ロッテマリーンズが誇る俊足巧打の野手として2019年にブレークしている荻野貴司。プロ10年目を迎えた荻野はこれまで怪我に苦労することも多かったが、2019年は10年目にして初の規定打席に到達。シーズン途中ではあるが、出場試合数、そして本塁打数はこれまでで最多。そして8月22日、東北楽天戦で通算200盗塁を達成した。
奈良県の奈良郡山高校から関西学院大、トヨタ自動車を経て千葉ロッテに入団。1年目から一軍で活躍。自慢の盗塁は大学、社会人を経て磨き続け、ここまでの盗塁成功率は84.7%と驚異的な成功率を誇る。
そんな荻野の盗塁の極意は、まずリードをあまり広くとらない。そうすることで牽制される確率を落とし、心にゆとりをもたせた。あとは相手投手の雰囲気と感覚を大事にしてスタートし、スライディングではできるだけスピードを落とさないことを意識している。また一度膝の手術をしていることもあり、シーズンを通じて体に負担をかけないような走り方を探し続けるためにスパイク選びにもこだわりを持った。その小さな積み重ねにより、節目となったプロ10年目。通算200盗塁を達成した。
9月9日時点でチームは3位。クライマックスシリーズに進出のためにも、荻野の足が必ず必要となるはずだ。
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