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ハイレベルな先輩、ライバルに刺激を受け、成長を見せてきた大型遊撃手・韮澤雄也(花咲徳栄)

2019.08.30

 右、左に打ち分ける巧みなバットコントロールを武器とした打撃。そして安定感のある動きと強肩が光る遊撃守備が自慢のショートストップこそ、韮澤雄也だ。今年の代表選手の中では唯一の3年連続で夏の甲子園出場を経験している。

 新潟県魚沼市出身の韮澤は新潟シニア時代から評判の遊撃手でジャイアンツカップ出場を経験。
 花咲徳栄進学後は1年生からベンチ入りを果たす。[stadium]甲子園[/stadium]で出番がなかったとはいえ背番号16を付けて全国優勝を経験。当時、二遊間を守っていた千丸 剛岩瀬 誠良(深谷組)からは守備。打撃では西川愛也(埼玉西武)の打撃フォーム、タイミングの取り方といった、全国制覇した先輩たちから多くのことを学んだ。

 一歩ずつ実力を身につけ、昨秋からはドラフト候補として注目されるまでに成長。そして今年の4月は高校野球日本代表候補の研修合宿に参加し、同じショートのポジションを守る選手たちの動きや、同世代のレベルが高い投手との対戦に刺激を受けながら、実力を高め、強力打線をけん引。夏の埼玉大会では準決勝で春日部共栄を破るなど、3度目の夏の甲子園出場を果たした。

 甲子園では初戦の明石商に敗れたが、それまでの活躍が認められて代表入り。主に3番ファーストとして試合に出場する韮澤は24日の駒澤大とのオープン戦で、右中間を破る二塁打を放つなど、存在感を示している。

 韓国入り後の打撃練習でも韮澤は無駄な力みがなく、軽く打っているように見えても、広角に長打を打つ姿はやはり非凡さがうかがえる。国内合宿からクリーンナップとして期待される韮澤。ハイレベルな投手と対戦しても、持ち前の対応力の高さを発揮して、勝利に貢献していきたい。

(記事=河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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