高卒1年目で早くも2桁本塁打到達!可能性しかない万波中正に注目だ!
横浜時代の万波中正(北海道日本ハムファイターズ)
高卒1年目で早くも2桁本塁打到達!可能性しかない万波中正に注目だ!
日本ハムのドラフト4位ルーキー・万波中正が7日、イースタンリーグの西武ライオンズ戦に先発出場して第10号ホームランを放った。
万波は初回、1死走者なしで迎えた第1打席。西武の2年目・9891が投じた低めの直球を強振すると、打球はバックスクリーンへ一直線に飛び込む特大の先制10号ホームランとなった。
高卒1年目にして早くも本塁打は二桁に到達した万波だが、高校時代を振り返ると、万波の高校野球は決して平坦な道では無かったことが思い出される。
中学時代からTV番組でも取り上げられ、「ゴールデンルーキー」として名門・横浜に入学した万波であったが、入学後は壁にぶつかることも多く、最後の夏にはベンチ外の危機も味わった。
だが崖っぷち状況からベンチ入りを掴み取ると、万波はそこから吹っ切れたかのような活躍を見せる。背番号13で最後の夏を迎えた万波は、第100回選手権北神奈川大会で打率.542、2本塁打、12打点を記録して3年連続甲子園出場に大きく貢献。特に鎌倉学園との決勝では、横浜スタジアムのレフト最上段へ推定130メートル特大ホームランを放った。
甲子園では惜しくも3回戦で金足農に4対6で敗れたものの、大会屈指の右腕・吉田輝星から2安打を放って存在感を見せる。
無限のスケールを感じさせる一方で、確実性にはいつも疑問符がついていた万波だったが、最後の夏に大きな成長を示すことが出来た。
現在も打率は2割5分にも届いておらず、確実性にはまだまだ課題はある。それでもプロの一軍への階段は確実に上がっており、高校時代のような脆さは今の万波にはもうない。
これから万波がどんな成長曲線を描いていくのか。無限の可能性を秘めた19歳の、これからの成長に期待大だ。